例年なら救援投手は4~5人はいるのだが、今季はほとんどボストンの二人だけだった。

記録好きの人なら、ERA、WHIPなどの記録は、項目がついてなくても数値をみれば大体察しが付くものだが、上原浩治のその数字は、常識はずれの数値を示しているのでわからない。何度も「ほんまかいな」と確かめてしまう。
今月も10試合を投げて被安打3、四球1、以上。6月30日以来失点知らず。ストライク率は80%近い。65%もあれば優秀と言われる数値だ。数字がすべてを物語っている。
田澤は6月、7月と安打、本塁打を肝心のところで食らうことが多かったが、師匠上原に見習ったか、走者を歩かさないことに決めたようだ。四球はわずか1、失点は3。被本塁打は1あったが、他球団なら楽にクローザーが務まる。
ファレル監督もシーズン当初から上原をクローザーに使っておけばと思ったことだろう。今頃セーブタイトルを狙えたはずだ。
目立たないが、上原は、MLBで最も優秀な救援投手であり、田澤はそれに次ぐグループにいることは間違いない。
ともにポストシーズンでの活躍が期待される。
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コメント
コメント一覧
初めてフルシーズンMLBで働くことからくる夏バテかと思えば見事に立て直してきましたね!
このままズルズル行くことがなくて本当に良かったです。
それにしてもアラフォーの上原おじさんは………一体どうなって………
twitterなど拝見していてもベテラン選手とは思えないファンとの密なやりとり(しかもやけに可愛い顔文字使って汗)、髭を剃ったことで若返った顔つき、マウンドで大暴れしたかと思えばベンチでも大暴れ、絶対嘘ですよ38歳なんて………いや、ルーキーの頃から見てますけれども………
投球も「NPBのバッターのほうが相性良かったんじゃないの?」と思うほど面白いようにMLBの打者をキリキリ巻いさせてますね。シーズン始まりのビハインドでも登板していた便利屋の立場から、現在のクローザーの立場まで成り上がっていった姿は見ていて本当に気持ちがいいです。
キンブレルっていうバケモノクローザーと比較するような記事があれば楽しみなのですが、いかがでしょうか。