さて、お約束。あかん方の数字である。
通算成績。登板数が出場試合数の70%を越え、打席数300以上の投手の成績。打率ワースト50。

20120218-P-B-04






90打席無安打のNPB記録保持者、嵯峨健四郎は通算.072だが300打席に達していない。トップは近鉄で先発、中継ぎとして活躍した板東里視。ローカルの近鉄戦の中継で、解説の清俊彦が先輩の板東が投げているのを見て「板東さんは調子がよさそうですね」とさん付で読んでいたのを思い出す。この投手はがっちりした体型だったが、からきし打撃がダメだったのだ。すでに故人だ。

西岡三四郎は野村南海の投手。「三四郎」と呼ばれ人気があった。

徳久、佐々木宏一郎と、関西のパリーグで活躍した先発投手が上位を占める。昨日も言及したが、このことと75年のDH制導入とは関連性があるかもしれない。

ざっと顔ぶれを見渡して思うのは、ローテーションの2番手、3番手を担った投手が多いということ。エースは投打で活躍するケースが多いが、その次は「投げるだけ」の投手が多かったと言えようか。

歴代で見ても黒田の打撃は相当悪い方に入る。また工藤公康は恐らく打撃センスも非凡だったと思えるが、投げるだけ、と割り切っていたのではないか。

現役投手ではそもそも300打席も立つ選手が少ないのだが、館山、福原、内海といったところが入っている。福原は2本塁打しているのが目立つ。

現役投手の打席を見ていると古い言葉だが「沈香も炊かず屁もこかず」という言葉が浮かんでくる。要するに何もしないのだ。投手が打席に立つ時間は小便幕になっている。

300打席以上の現役投手で最も良い打率は、石川雅規の.164(487打数80安打)。

DH制はパリーグの野球を独自に進化させたという点で悪い制度とは思わないが、松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大など打席でも何かやらかしそうな、野球センス抜群の投手たちの機会を奪ったという面は否定できない。痛し痒しだ。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!