今年は、NPBとMLBの関係が変わった年として記憶されるかもしれない。NPBで一定の実績を積んだ選手は、少なくともMLBで出場機会は与えられたものだが、今季はそうではなかったからだ。
今季、マイナーリーグでプレーをした日本人野手の成績。その1

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田中賢介は、サンフランシスコから戦力外通告を受けた。マイナーでは明らかに段違いの数字を残したが、MLBでは15試合に出ただけ。しかも外野に転向させられた。
その上で戦力外通告。セプテンバー・コールアップの対象外になった。
昨年のワールドチャンピオンは今季、大きく負け越して再建途上だ。選手の異動も大きいだろうが、ボウチー監督は田中との再契約もほのめかした。
「どうせどこも取らないだろうから、顔ぶれが固まったらついでに取ろう」という感じだろうか。マイナー契約だからリスクはない。



中島裕之は太ももの故障方で遅れたが、MLBでの出場機会なし。40人枠も外れた。上に故障者が出なかったのが大きい。
これほどの実績のある野手が上げられなかったのは初めてだ。マイナーの成績は数字的にやや不満ではあったが、これまでなら一度は昇格させるはずだ。四球の少なさがビリー・ビーンには気に入らなかったのかもしれない。
アメリカで次の球団を探すことになるようだ。

川崎はほぼフルシーズンをMLBで過ごした。しかし、この成績ではFAになるのは必至。キャンプ招待選手から、やり直しになるだろう。川崎は今後、こういう人生を歩むのではないか。ただ守備が評価されているのはうれしいことだ。

加藤豪将は、GCLの二塁のベストナインに選出された。本塁打は1位タイであり、OPSも1位。当然ではある。来季はロングシーズンのAから始まりAAくらいまで上ってほしい。
ただ、MLBサイドにすれば、彼を「日本人」と見る意識は薄いだろう。プロスペクトの1人がたまたま日本国籍と言うだけで。彼が好成績を上げてもNPBへの見方が変化することはあり得ない。

MiLBではもう2人の日本人が、プレーをしていた。

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羽黒高校の土田拓弥は、大谷翔平より先にクリーブランドと契約したことで話題を呼んだが、成績は芳しくなかった。もう1年はチャンスがあろう。

環太平洋大学からテキサスとマイナー契約した尾中博俊は3年目の今年は、AAAにもよばれたが故障もありエレベーターのような1年を過ごした。25才であり、今後は厳しいだろう。

日系ブラジル人であり、日本国籍を持ち、WBCブラジル代表にもなった奥田ペドロは昨年までマイナーでプレーしていたが、今季は故障もあってプレーしていない。

日本人野手のMLB挑戦は明らかに先細りだ。今期は手を挙げるNPB選手はいないのではないか。
MLB側も醒めた評価をしている
イチロー、青木のあと、レギュラーになりそうな野手は今のところ見えてこない。


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