冷水を浴びせられたような衝撃。ニューヨーク・ヤンキース=NYYとマイナー契約をしていた岡島秀樹が、メディカルチェックでひっかかって契約解除になったという。具体的には報道されていないが、肝心の左肩に懸念があるようだ。ブログでは「痛みはない」と書かれていた。
日本ならば、多少の瑕疵が見つかっても、ここまできて契約解除というのは考えられないのではないか。金本のように加齢による「四十肩」で肩がまわらない野手でも高額で契約し、レギュラーを保障している国柄だ。将来性、目に見えない指導力など、「情実」を言い換える言葉はたくさんある。

よく、日本の報道陣のインタビューに答えてMLBの監督が「マツイは成績以上に若手に良い影響を与えている」と答えたりするが、あれは完全な外交辞令。本当のところはMLBでは、選手は実力の「残高」と故障リスクで評価が決まるのだろう。

岡島の場合、昨年AAAでそれなりの数字を残しており、左で変則フォームということもあり、NYYは「試してもいい」とマイナー契約をしたのだろう。しかしわずかでもシーズンを棒に振る可能性があるとすれば、その投資はリスクになる。マイナー契約とはいえ、そういうリスクは許されないのだろう。考えたくないが、伊良部秀輝、井川慶という日本人投手への投資の失敗が根底にあったのかもしれない。

このままキャリアを終える可能性もある岡島だ。できればもう一花咲かせていただきたい。シーズンを棒に振って来年に期すという考えもあろうが、契約条件はさらに悪くなるだろう。マイナー契約が無理であるなら、独立リーグ、台湾、KBOどこでもいいから投げて、数字を残すべきだろう。どこで投げても、普通に投げれば岡島はいい成績を残すことが出来るはずだ。

もちろん、左肩の故障が深刻なのなら、治療に専念すべきだが。

NPBでの実績から考えれば、岡島がMLBでここまで活躍するとは考えにくかった。NPBよりMLBでの数字の方が良いのだ。MLBに対して気負いが少なく、リラックスして投げることが出来たのが大きかったと思う。異なる環境に適応できたのも、柔軟な感性があったからだろう。

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今、引退したとしても岡島には大きな拍手が与えられるはずだ。強豪チームボストン・レッドソックス=BOSで5年にわたってセットアッパーとして活躍し、並み居る強打者を手玉に取ったからだ。3年ほど前までは絶対的な信頼感があった。
再起を願っているが、ここで終わったとしてもそれはそれで立派な野球人生だったと思う。

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