昨日の松坂は、速球は91球中40球(4シーム、2シーム各20)、カーブが32球、チェンジアップが11球。これまでと配球が大きく変わっていた。
マイアミはスタントン、ポランコやエチェバリアなど名のある選手もいるが、若手が中心。リーグでも最弱チーム。

立ち上がり、普通なら速球系で押すのだが、昨日は2球目にはカーブを投げた。体の力を抜いてふわっと投げている感じ。これにタイミングを狂わされて三者凡退。イメージが狂ったのだろう。
味方はフローレスのタイムリーで1点。
2回表、スタントンにはシュート回転の球を投げて内野フライに打ち取る。ポランコは死球。内角にチェンジアップを投げ込んだ。ルーカス、エチェバリアにはカーブを見せつけた後に速球でフライを上げさせた。
3回表、ブラントリーは速球で三飛。後の二人はカーブで打ち取る。
味方はマーフィーとデューダの連続ホームランで2点。
4回表、ソラーノを打ち取ったのはこの日唯一のスライダー。速い変化球はほとんど投げなかった。しかしルジアーノに投げ込んだ速球を左翼席に運ばれる。出会いがしら。しかし、ここで崩れることは無く、後続を断つ。
5回表、1死後、エチェバリアを歩かせるが、落ち着いて抑える。この頃になると相手打線は早打ちになる。
6回表、カーブとチェンジアップ主体で三者凡退。
7回表、1死後、ポランコにこの日二つ目の死球。2死後エチェバリアに安打を打たれるも、ブラントリーを三振に切って取る。ゆるいボールは腕をしっかり振らないと変化しないという。松坂はそれなりに疲れていたのだろう。
8回表、いったんマウンドに上がったがコリンズ監督がボールを受け取りに来る。どういうことかよくわからないがフェリシアーノに交代。


これまでにない松坂を見ることができた。ストライクは91球で65球、前回は103球で64球だった。
しかし、相手は目標を失った下位チームであり、この投法が強いチームにも通用するかどうかわからない。
また松坂がこんな投球をずっと続けることができるかどうかもわからない。
調子の良い時でも波があった投手である。
ただ、2試合12.2回で2失点は良い傾向だ。来季に向けてメジャー契約の目が出てきた。あと2回、同様の登板を続けてほしい。
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味方はフローレスのタイムリーで1点。
2回表、スタントンにはシュート回転の球を投げて内野フライに打ち取る。ポランコは死球。内角にチェンジアップを投げ込んだ。ルーカス、エチェバリアにはカーブを見せつけた後に速球でフライを上げさせた。
3回表、ブラントリーは速球で三飛。後の二人はカーブで打ち取る。
味方はマーフィーとデューダの連続ホームランで2点。
4回表、ソラーノを打ち取ったのはこの日唯一のスライダー。速い変化球はほとんど投げなかった。しかしルジアーノに投げ込んだ速球を左翼席に運ばれる。出会いがしら。しかし、ここで崩れることは無く、後続を断つ。
5回表、1死後、エチェバリアを歩かせるが、落ち着いて抑える。この頃になると相手打線は早打ちになる。
6回表、カーブとチェンジアップ主体で三者凡退。
7回表、1死後、ポランコにこの日二つ目の死球。2死後エチェバリアに安打を打たれるも、ブラントリーを三振に切って取る。ゆるいボールは腕をしっかり振らないと変化しないという。松坂はそれなりに疲れていたのだろう。
8回表、いったんマウンドに上がったがコリンズ監督がボールを受け取りに来る。どういうことかよくわからないがフェリシアーノに交代。
これまでにない松坂を見ることができた。ストライクは91球で65球、前回は103球で64球だった。
しかし、相手は目標を失った下位チームであり、この投法が強いチームにも通用するかどうかわからない。
また松坂がこんな投球をずっと続けることができるかどうかもわからない。
調子の良い時でも波があった投手である。
ただ、2試合12.2回で2失点は良い傾向だ。来季に向けてメジャー契約の目が出てきた。あと2回、同様の登板を続けてほしい。
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コメント
コメント一覧
ボールの出し入れで勝負するマダックススタイルにチェンジするしかないと思っていたら、カーブピッチャースタイルとは恐れ入りました。
MLBのカーブピッチャーで思い浮かぶのはバート・ブライレブンやマイク・ボディカーですが松坂はどんなスタイルを目指すのか楽しみになってきました。
ただテレビを見ながらぼんやりと思ったのは「なんとなく引退間際の江川みたい」。こう思ったのは私だけでしょうが。
コレです!新しい松坂に期待してたのは!
ストレート・スライダーと球速が似通った球種のみの押せ押せ投球ではなく緩急を使った頭脳的な投球、コレが見たかった。
勝負どころであと2、3マイル速い真っ直ぐ系が投げられれば上位チームにも通用できるのではないでしょうか。
しかし、ついにカーブを効果的に使い始めるように…………桑田真澄氏にMLBにおけるカーブの有用性を説かれてからもう4年ほど。それがようやく意味を成したとしたら、例の対談を見た人間としては嬉しいですね。
腹括ったのか、自然にそうなったのか。
ともかく結果はほしい。メジャーに残って、ローテ維持できれば、またダイスケスタイルで勝負できる場面も巡ってきます。
んー体型的にも腹で投げるカーブはいいんだよなあ。フクザツ・・・
しかしカーブはコースを間違えると怖い球種。より強力な打線に対しても通用するのか、今後の登板を見させてもらいたいです。
かつての速球派の姿はもう望みませんが、見せ球にしてももう少し直球の球威があると、打者の打ち損じの確率も増えて、投球がぐっと楽になると思います。
松坂は上背もなく、若い頃に身体を徹底的に鍛え抜いた貯金もない。本質的には小柄・細身で、たぐいまれな運動神経で勝ってきた選手。若手の頃は、とにかく全身を躍動的に使うのが巧かった。
そして現在では手術した肘への不安から、フォームがだいぶ小さくなっている。西武時代の躍動感のあるフォームの再現は、いまの身体では無理ですし、そもそもアメリカの固いマウンドでは難しい。今後はバネでなく筋力で投げる投手へのモデルチェンジが必要になるでしょう。
いま必要なのは、肘への不安を取り去るほどに強力な下半身のエンジン(大腿の生み出す推進力)です。キンブレルがいい参考になるでしょう。それと故障した肘をカバーするための、肩の筋肉の強化。岩隈がそれで復活した事は、いい先例になると思います。
今年のオフにどういうトレーニングをするかで、松坂の選手生命が決まるように思います。今シーズンはいまの投球パターンでしのぎながら、より長生きするための「貯金」をオフに作っておく必要がある。現状の投球で来シーズン以降も通用するほど、MLBは甘くないと見ています。
使い続ければ結果を出してくれると。
元々は他の日本人投手達の誰よりの勝ち方を知ってます。
そして頭の良い投手ですからね。
メジャーの強打者を新球カーブで打ち取っていく・・・
これが新しいダイスケですよ!
だがどうしてもフォームがきになる
いまだに右肩が下がったまま投げているので肘に負担がかかる
フォーム改善すべき。