プロ野球ニュースでスタジオが名古屋に切り替わると、昔の二枚目風の河村保彦が中日の試合の解説をする。アナウンサーよりも上品な感じだった。
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私にとって河村は、ヤクルトのあまりぱっとしないリリーフ投手だったという記憶だ。

板東英二、王貞治、張本勲とは同学年で同期にプロ入り。板東英二とほぼ同じ時期に中日の主力投手となった。1963年は先発、リリーフの両刀使いで19勝を挙げている。

軟投派。シュートやカーブ、スライダーなどの変化球を投げた。ただ、ウィニングショットというべき球がなかったために球数が多く、四球も多かった。気の弱さが影響したのかもしれない。

河村の解説は穏やかな口調だったが、投手にはやや辛口だったように思う。またスタジオでの解説だけでなく、球場やキャンプでマイクを突き付けてインタビューをすることもあった。そういう才覚があったのだろう。

私が若いころに雄姿を仰ぎ見た1940年生まれのスポーツ選手(大鵬幸喜もそうだ)が老境に入ったということを実感する。

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