今年は大物の戦力外通告、引退が相次いでいる。どこで線引きをするか難しいのだが、川上は外せないと思う。
97年、慶應の高橋由伸とともにドラフトの目玉として注目され、中日に入団。
1年目からエースとして活躍した。
キャリアSTATS

野口茂樹、山本昌、武田一浩らとともに中日投手陣の一角を担い、11年で112勝を挙げた。これはこの時代としては十分にエースと言える成績だ。
2009年のMLB挑戦、私は1年前の黒田博樹の影響をかなり受けていたと思う。
二人はこの時点までよく似た成績を挙げていた。

先発救援の分業が整いつつあった中日の川上は完投数こそ少なかったが、ほぼ同クラスの成績。
黒田が1年目31試合に先発して9勝したことが川上には大いに刺激になったと思われる。
1年目、川上は7勝12敗、ERA3.86は悪い数字ではないが勝ち星が上がらなかった。
2005年まで無敵だったブレーブスは再建モードにあり、打線はブライアン・マッキャンの21本塁打がトップ。援護に乏しかった。
川上は先発4番手だった。QSも13回記録していたが、9月に救援投手、それもロングリリーフに転向させられる。1セーブを挙げたものの不本意ではあっただろう。
翌年は先発に復帰。しかし6月末までに15先発で7QSを上げるものの1勝9敗と言う惨状。リリーフに転向させられファーム落ち。
2011年はマイナー契約のキャンプ招待選手。MLBには昇格できずAAからスタート。持病の右肩痛のために投げることができなくなった。


昨年中日に復帰したが、故障がちで満足に投げられなかった。
そして10月3日に戦力外通告と引退勧告。
旧来の中日なら、功績者に対してもう少し手厚かったかもしれないが、時代が変わったのか。またMLBに挑戦した選手には冷たいのかもしれない。
MLB挑戦は、こういうリスクも秘めている。MLB1年目の黒田と川上はほとんど同じ境遇だったと思う。MLBに適応して新しい可能性を開くのも、壁に当たって挫折するのも紙一重だと言うことだろう。
アトランタのポストシーズンの試合を見ながら、川上がこの顔ぶれに加わっていても決しておかしくなかったと思った。
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1年目からエースとして活躍した。
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野口茂樹、山本昌、武田一浩らとともに中日投手陣の一角を担い、11年で112勝を挙げた。これはこの時代としては十分にエースと言える成績だ。
2009年のMLB挑戦、私は1年前の黒田博樹の影響をかなり受けていたと思う。
二人はこの時点までよく似た成績を挙げていた。

先発救援の分業が整いつつあった中日の川上は完投数こそ少なかったが、ほぼ同クラスの成績。
黒田が1年目31試合に先発して9勝したことが川上には大いに刺激になったと思われる。
1年目、川上は7勝12敗、ERA3.86は悪い数字ではないが勝ち星が上がらなかった。
2005年まで無敵だったブレーブスは再建モードにあり、打線はブライアン・マッキャンの21本塁打がトップ。援護に乏しかった。
川上は先発4番手だった。QSも13回記録していたが、9月に救援投手、それもロングリリーフに転向させられる。1セーブを挙げたものの不本意ではあっただろう。
翌年は先発に復帰。しかし6月末までに15先発で7QSを上げるものの1勝9敗と言う惨状。リリーフに転向させられファーム落ち。
2011年はマイナー契約のキャンプ招待選手。MLBには昇格できずAAからスタート。持病の右肩痛のために投げることができなくなった。
昨年中日に復帰したが、故障がちで満足に投げられなかった。
そして10月3日に戦力外通告と引退勧告。
旧来の中日なら、功績者に対してもう少し手厚かったかもしれないが、時代が変わったのか。またMLBに挑戦した選手には冷たいのかもしれない。
MLB挑戦は、こういうリスクも秘めている。MLB1年目の黒田と川上はほとんど同じ境遇だったと思う。MLBに適応して新しい可能性を開くのも、壁に当たって挫折するのも紙一重だと言うことだろう。
アトランタのポストシーズンの試合を見ながら、川上がこの顔ぶれに加わっていても決しておかしくなかったと思った。
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コメント
コメント一覧
>旧来の中日なら、功績者に対してもう少し手厚かったかもしれないが、時代が変わったのか。またMLBに挑戦した選手には冷たいのかもしれない。
あくまで推測ですが、これは、「次期監督」の意向だと思われます。高木監督は憲伸の戦力外に否定的な見解を示していますので、仮に高木監督続投であったなら、こうはならなかったかもしれません。
ただ、やはり往年のエースも、ここ2年で合計60イニングも投げていません(しかも先発で、です)。これは山本昌の半分以下です。投球内容云々以前に、怪我ばかりでマウンドに立つことすらできないのではお話にならないでしょう。
もっとも、他に戦力外になるべき投手がいないのかといえば、いるんですけどね。ご指摘のように、このへんは理屈よりも感情が入り混じっているような気がして、ファンとしても不可解なところです。
本人は望んでないようですよ。山本昌にくらべると少し不公平な気もします。
松井秀を苦しめたカットボールは通用すると思っていたのですが。
球速のないカット(140K前後)だったからなのか・・・。
「ボールが曲がりすぎてカットボールがスライダーになってしまう」
と嘆いていた記憶があります。
最大の武器がいきなり封じられたわけですから、キツかったでしょう。
腰はともかく肩の故障もよくありません。メスを入れるにせよ保存治療するにせよ、ここ20年ほどで肩の故障を克服できたのは楽天時代の岩隈ぐらいではないでしょうか。カズミのように数億円を払って飼うとバッシングもありますし仕方ないと思います。
新監督から戦力として認められれば元楽天の小倉、元ロッテの代田のように再契約もあるでしょうが、今回は厳しいのではないでしょうか。
あとアトランタ時代 強打を買われて延長戦の野手が居なくなったときに 代打で出場したのが記憶にあります(結果は三振)
昌さんより10歳も若いし、年俸も安いからまだまだ活躍できた様に思います…
08年の崩壊があって再建に舵を切ってもおかしくなかったが、そのオフにロウ、バスケス、川上を一気に獲得。これは勝負に出たチームが切るカードであって、再建チームがする補強ではないことはわかるでしょう。
実際にも残り5試合でWC2ゲーム差まで猛追したもののわずかに届かずといったところで、決して再建モードのチームの勝敗ではないでしょう。
ことこの川上投手と黒田投手はメジャーでも初めの方はあまり差があるようには感じていなかったですし、現在の立場の差には驚くばかりです。
MLB球のお陰でスライダーの変化が急増し、選手寿命を大幅に長らえた斎藤隆、MLB球によって魔球チェンジアップを習得し、セットアッパーとして活躍をした岡島秀樹のような例もあれば、川上憲伸のような例もある。
川上のカッターは、リベラと同じくボール1〜2個分だけスッと沈む「真性のカッター」でした。全盛期の球筋はほれぼれとしましたね。
この球の使い手は、日米問わずそれほど多くないですね。スライダーもどきのドロンとしたカッターの方が多いように思います。リベラのカッターの握りも、典型的なそれではありませんし。
川上のアトランタ2年目は数字だけ見るとボロボロですが、実はこの年の方がカッターが制球が向上し、さらにスライダーとの投げ分けが出来るようになってため、いい時はかなり上質の投球をしていました。
NPB時代にストレート、カッターに次ぐ第3の柱だったスローカーブが、ついにMLB公式球ではモノにならなかったのが、投球を苦しくしていたと思います(岡島も同様にカーブで苦労していました)。
また当時すでに35歳でしたし、高校・大学とエースとして投げ続けてきた選手なので、肩や肘の状態はかなり悪かったのでしょう。今年の黒田と同じくストレートの球速が試合によってバラバラで、球威がある時はいいのですが、最速90マイルを下回る日も多く苦しそうでした。