Mar2013-P


2013年は田中とバレンティンの大記録で記憶されるシーズンになろう。
今日は昨日確定した田中の成績を振り返ることにしよう。
WBCでの田中は4試合に投げたが先発は1度だけ。
7回10被安打12奪三振0四球自責点2の2.57、0勝0敗。内容はともかく、先発の柱になれなかったという点で、やや不本意ではあった。

NPB公式戦の戦績。

Mar2013-01


3/29開幕戦の先発を新人の則本昂大に譲ったことでもわかるように、調子は万全とは言えなかった。則本は●、3/30はダックワース○、3/31は美馬○。田中の今季初登板は実に4戦目のことだった。
勝ち星こそ嵩んだものの抜群とは言えない成績。

5月に入ると3試合連続で本塁打を打たれた。悪いとまでは言えないが、2011年の快投とは比較にならない「普通の出来」だと思えた。
しかし次第に調子を上げて、6/9の巨人戦から7/16のオリックス戦まで42回1/3の無失点記録をマーク。田中の投球は冴えわたった。

連勝記録が騒がれ始めた8月には、田中の調子は下降気味だったが、それでもHQS(7回以上投げて自責点2以下)は、楽々キープ。援護点も順調に入り、24連勝でシーズンを終えた。
そして3000球に届かず。これは無駄球が少ないクレバーな投球をしたことを意味する。NP/IPは13.97(救援登板除く)。優秀だ。



田中の平均援護点RSAは6.37、ERA1.27だからほとんど負けない。援護点が無くて勝ち星がつかない「見殺し」は、6/3の中日戦だけだった。
月次の記録。

Mar2013-02


6月から7月にかけての投球が抜群だったことが分かる。1回当たりの投球数は7月には12.20。この効率の良さがこの歴史的快投の一因となっている。

チームの援護も波があまりなかった。MLBの話だが、日本人3投手は夏場以降の援護点の少なさに苦しんだものだ。
今季、楽天の1試合当たりの得点は4.06だったから、田中が投げるときには2.3点も多かった。「不敗神話」みたいな軽薄な言葉は使いたくないが、確かに田中が投げるときはチームは良く打ったのだ。



ポストシーズンの登板は残っているが、田中は昨シーズンから28連勝のままMLBに行くのだろう。これは稲尾和久や杉浦忠に匹敵する「神話」だと言える。

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