1度も負けることなくシーズンを終えた投手はどれくらいいるのか、調べてみた。
0勝0敗や1勝0敗は珍しくもない。5勝0敗以上をピックアップする。グレーは規定投球回数以上。

Mar2013-03


77年に及ぶNPBの歴史でも29回しかない。
有名無名、様々な投手が並んでいる。先発、救援もまちまちであり、こうした記録が偶然の要素が強いことを表している。

有名なところでは、1953年のレオ・カイリー。横須賀基地所属の米兵だったが、ボストン・レッドソックスの選手であることを聞きつけた毎日が、週末だけ試合に出場する契約を結び、6/27から8/8まで6試合投げた。力量差は歴然で6勝した。
しかしNPBコミッショナーはカイリーの契約に問題ありとし「外国人選手のアルバイト契約禁止」を通達した。この通達は以後も守られなかったが。

1944年のスタルヒンは、7試合に先発し、すべて完投(延長含む)、6勝を挙げている。66回で自責点5。戦前のNPB最後のシーズンであり、極端な投高打低だったが、凄い記録ではある。



1936秋の景浦も57回で自責点5。景浦は規定投球回数に達している。

この表に載った年以外に勝敗にかかわらないまま引退した投手が4人。
前述のカイリー、香川正人、三東洋、山中雅博だ。カイリーを除いていずれもERAが悪く、勝ち星を挙げても評価が上がらなかったことが分かる。
勝敗は運に左右される要素が多く、実力をそのまま表しているとは言えないのだ。

無敗記録は長く御園生崇男11勝0敗だったが、81年に間柴がこれを抜いている。

そして田中がこれをはるかに上回る記録を打ち立てた。統一球が微調整された年に樹立したことも特筆しておきたい。
アンタッチャブルの記録になるのではないか。

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