2009228日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

メキシコと言う国は、サッカーでも野球でも強いのか弱いのかわからないところがある。北米とラテンアメリカにはさまれて、個性が浮き立たない印象だ。

この国には、独自のプロリーグがある。メキシカンリーグである。形式上はMLB機構の下位にあってAAAクラスにあるが、他のマイナーリーグでは若いプロスペクトがひしめいているのに対し、このメキシカンリーグは40に手が届こうかというおっさんが主力だ。USAの野球をリタイアした選手が、国内リーグで活躍するというパターンができている。だから、マイナーと言っても、経験は十分なのだ。

まずは投手陣。MEX-P

メンバーは、ベネズエラより少し落ちる程度か。ガーザ、デラロサという働き盛りのスターターは外れたが、ペレス、カンピーヨに加えて、カンポス、オルテガはAAAの上くらいの力がある。トラブルメーカーのアヤラは、本来はクローザー、セットアッパーだがMLB一次登録ではSPになっていた。おそらくはつなぎだろう。

先発以上に充実しているのがブルペンだ。アヤラに加えて、若手クローザーの代表格に上がってきたソリアがいる。ただ枚数が足りない。レイエスは昨年までMINで主にワンポイントで多用された左腕だが、それほど成績は良くない。それもあってかマイナーからプロスペクトを補充している。

打者は以下のとおりである。MEX-F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主だったメンバーは残っている。このロースターには兄弟が二組。1塁2塁は、ゴンザレス兄弟。顔だけ見れば区別がつかないが、左打ちで大きくてより長打力のある方が弟だ。さらにヘアストン兄弟は父、祖父、叔父もメジャーリーガー。こちらも弟の方が長打力がある。カントウ、ゴンザレス弟、ヘアストン弟という中軸は破壊力がある。走れる選手がやや不足か。元オリックスのガルシアは、守備がいまいちだからDH候補か。

 前回同様、メキシコは一次予選はOKだろう。絶対的な投手がいないので、それより上は厳しそうだ。

 ■後日談:今年、ゴンザレスの弟がブレイクした。へアストン兄弟も元気だった。WBC帰りの不振が目立った中では、異色の感があった。