200934日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

おそらくはベネズエラとほぼ互角、メキシコよりやや上という感じの陣容である。中南米の国にしては、追加補強もないし、きっちりと選手を選んできたという印象だ。

投手陣から。

PUER-P



 

先発投手はMLB現役の3人が柱だろうが、防御率が4点代後半から5点。いずれも3番手程度のスターターだ。バスケスはスタミナ十分だが、常に勝ち負けが拮抗する投手。逆にサンチェスは5回以降につかまる傾向が強い。球数制限を考えればサンチェスの方が使えるかもしれない。スネルは球がどこへ行くかわからないタイプ。いずれも不安材料があるので、投手は早めの継投が前提になるだろう。

そうなると2005年にソフトバンクにいたフェリシアーノが大活躍しそうだ。86試合登板はMLB最多。左殺しのロメロ、BOSでよく見たロペス、いろいろな場面に使われるリベラと、70試合登板以上の投手が4枚揃っているのは壮観。投手陣は中継ぎが引っ張ることになるだろう。

 

野手も特徴的だ。PUER-F

 

プエルトリコの野球少年は、草野球をするとき、我さきにキャッチャーになりたがるのではないか。ロースターを見ると、そう思いたくなる。

I-ROD、Yモリーナ、そして新人王ソトに選に洩れたBモリーナ、さらにはJモリーナやポサダもこの国の捕手なのだ。昨年のヤンキースにはそのうち3枚が揃っていたことになる。

捕手だけでなく、内外野共に非常に強力。派手さはないが、ベルトラン、デルガド、リオスという顔ぶれは、スピードもパワーも一級品だ。ベルトラン、デルガドがNYMのチームメイトで実際に打線を組んでいるのもプラス要因だ。西武のボカチカは力の見せどころだ。

そして、ロースターにバーニーの名前があるのだ。怪我で出場が危ぶまれたが、名前は残っている。背番号は、イチローがあこがれた「51」。本当に出場するのだとすれば、これは伝説のはじまりだ。

このチーム、うまく回ればUSAのライバルになるのではないか。期待できるチームだと思う。

■後日談:中南米最上位の座をベネズエラに譲った。このチームもまとまりを欠いたという印象だ。I-RODことイヴァン・ロドリゲスが、ただ一人点を稼いでいた。