200934日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

韓国野球の伝道師と言えば、室井昌也さん。韓国野球ガイドは必携だ。そろそろ出るかなと思っていたら、何と3/5の発売。だから、このロースターはいろいろな資料をかき集めて作った。これも室井さんの本を買って完璧なものにしたい。

まずは投手。

KOR-P

 

北京を制した柳賢振、金広鉉の2枚看板は健在。金広鉉は強化試合に出てきて打たれていたが、本番と練習では集中力が違うはずだから問題ないはずだ。この2枚とベテランの孫敏漢あたりに注目したい。クローザーは、ヤクルトの林昌勇で決定かと思ったが、最後になって呉昇桓が入ってきた。韓国ナンバーワンである。北京での救援失敗の雪辱をかけているのだろうが、ちょっと精神的に弱そうなエピソードが入ってきている。怪我をした林との二枚体制だろうが、首脳陣としてはまだ林に期待をかけているのではないか。鄭大炫も達者な投手である。

実績でいえば、NPBの投手たちが上だと言いたいが、一番の試合にかける気力、日本に対する対抗心などを考えればイーブンか、少し韓国の方が上だと思う。

野手を見る。

KOR-F

 

北京の時は鄭根宇、李承燁、金東柱が3、4、5番を組んだ。今回は3人ともいない。強化試合を見ていても、李承燁は確かにすごい打者だなあと思うことしきりだが、彼がいなくても、大きな穴があくわけではない。本塁打王の金泰均や李大浩を中心にした打線は、強力な上にスピードがある。つなぐ野球もできるし、日本と違って中軸打者がぶれない分、強いのではないか。1番を打つであろう李鍾旭もパワーアップしている印象だ。

昨年、MLBで月間MVPを受賞した秋信守は、日本での強化試合には出てきていない。体調が万全ではないようだ。この選手は“秘密兵器”ではないだろうか。30歳代はわずか一人と言う、元気あふれる野手陣だ。

STATSよりも下の力しか発揮できない日本に対し、韓国はSTATS以上の力を出してくる。それはサッカーでも証明済みである。今のところ、韓国は本来の力を表してはいないが、日本戦の韓国は別のチームだと思った方が良い。日本は勝つためには、トラウマを払しょくしなければならないし、作戦的には1人の投手に頼るのは難しいだろう。WBCの各試合の中でも、最もヒートアップする試合になるのは必定だ。

 ■後日談:2010年、ロッテに金泰均が来ることになった。楽しみである。日本人にない熱さを存分に見せてほしい。韓国野球は、恐らくWBCを経てまた少し変質するだろう。いずれにせよ、日本とは僅差にいる。