【2009年6月20日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】
SEAの他の上位ドラフト指名選手も列挙しておこう。

高校生は残念ながらSTATSが公表されていない。だからMLBレポートを読むしかできないが、NフランクリンはBOSのバリテックの後輩であり、小柄だがパワーを秘めたスイッチヒッターのSS、肩は強くないが敏捷だということだ。
Sバロンは、無名のファーガソン高校出身。キャッチング、敏捷性に優れた捕手であり、肩も良い。打撃、走塁は標準と言う評価だ。
2巡目51位指名のジョージア大Rポイスレスは、父のリチャードも南ジョージア大学で鳴らしたSSで1973年にはCHCから26巡目589位でドラフトにかかった。父はプロには進まなかったが、息子はこの高位の指名を受けるのではないだろうか。大学2年目からパワーヒッターとして頭角を現した。試合数を大きく上回る打点が魅力。太めでスピードはないが、ミートがうまい強打の右打者である。
アックリーの項で紹介したACCのベスト10にも入っているが、3巡目82位で指名のカイル・シーガーはアックリーとともにノースカロライナ大学の主力だった内野手である。シュアな左打者。ただパワーでポイスレスに一歩及ばないことがこの評価となったと思われる。50巡目1500人が指名されるアマチュアドラフトでは、この順位も相当高い。
さて、よくわからないのが4巡目ジェイムズ・ジョーンズである。ロングアイランド大学はニューヨークにあるマンモス大学だが、過去のMLB選手はテリー・クロウリー1人だけだ。そしてこのチームは今年、所属するリーグ(NEC)で最下位である。で、ジョーンズはこのチームの先発投手であり、1番打者なのだ。ネットで検索すると投球シーンと打撃シーンが両方出てくる。STATSを見ればどう考えても俊足強打の外野手と言う感じなのだが、記事を読むと投手としての評価も高い。クレメンスだのムシ―ナだのと比べられている。黒人らしいしなやかさがあって、いかにも才能の塊と言う感じだが、SEAはどう扱うのだろうか?
レベルにバラツキのある学校が対戦する高校の成績はあてにならない。高いレベルの選手が競う大学での数字こそデータとして有効だという考えが浸透して、今やドラフト指名は大学生1000人に対して高校生は500人である。選手寿命が延びる一因にもなっているだろう。
アメリカの大学野球と比較していつも思うのは、日本の大学野球の公式戦の少なさである。アメリカが2~6月に70試合前後を戦うのに対し、日本は春秋のリーグ戦を足しても30試合、社会人対抗や神宮大会などを入れても40試合に届かない。こんな試合数では実力を正確に知るのは難しい。その上、試合の日程が空いているから投手のローテーションも確立しない。全国から優秀な人材を集めておいて、多くの選手はろくに試合に出ないままキャリアを終えることにもなる。
アメリカの大学野球の選手の多くは、野球のシーズンオフにはバスケットやアメフトなど他のスポーツに熱中する。その分野でドラフトにかかることも多い。野球だけでなくとにかく実戦経験が豊富なのだ。日本の大学野球の選手は、年がら年中野球(の練習)漬けになりながら、試合経験を十分に積むことができない。エネルギーの無駄遣いのような気がしてならない。
■後日談:野球と言うスポーツは数戦ではその真価が分からないと思う。少なくとも年間50試合はしないと数字は信頼できない。
SEAの他の上位ドラフト指名選手も列挙しておこう。

高校生は残念ながらSTATSが公表されていない。だからMLBレポートを読むしかできないが、NフランクリンはBOSのバリテックの後輩であり、小柄だがパワーを秘めたスイッチヒッターのSS、肩は強くないが敏捷だということだ。
Sバロンは、無名のファーガソン高校出身。キャッチング、敏捷性に優れた捕手であり、肩も良い。打撃、走塁は標準と言う評価だ。
2巡目51位指名のジョージア大Rポイスレスは、父のリチャードも南ジョージア大学で鳴らしたSSで1973年にはCHCから26巡目589位でドラフトにかかった。父はプロには進まなかったが、息子はこの高位の指名を受けるのではないだろうか。大学2年目からパワーヒッターとして頭角を現した。試合数を大きく上回る打点が魅力。太めでスピードはないが、ミートがうまい強打の右打者である。
アックリーの項で紹介したACCのベスト10にも入っているが、3巡目82位で指名のカイル・シーガーはアックリーとともにノースカロライナ大学の主力だった内野手である。シュアな左打者。ただパワーでポイスレスに一歩及ばないことがこの評価となったと思われる。50巡目1500人が指名されるアマチュアドラフトでは、この順位も相当高い。
さて、よくわからないのが4巡目ジェイムズ・ジョーンズである。ロングアイランド大学はニューヨークにあるマンモス大学だが、過去のMLB選手はテリー・クロウリー1人だけだ。そしてこのチームは今年、所属するリーグ(NEC)で最下位である。で、ジョーンズはこのチームの先発投手であり、1番打者なのだ。ネットで検索すると投球シーンと打撃シーンが両方出てくる。STATSを見ればどう考えても俊足強打の外野手と言う感じなのだが、記事を読むと投手としての評価も高い。クレメンスだのムシ―ナだのと比べられている。黒人らしいしなやかさがあって、いかにも才能の塊と言う感じだが、SEAはどう扱うのだろうか?
レベルにバラツキのある学校が対戦する高校の成績はあてにならない。高いレベルの選手が競う大学での数字こそデータとして有効だという考えが浸透して、今やドラフト指名は大学生1000人に対して高校生は500人である。選手寿命が延びる一因にもなっているだろう。
アメリカの大学野球と比較していつも思うのは、日本の大学野球の公式戦の少なさである。アメリカが2~6月に70試合前後を戦うのに対し、日本は春秋のリーグ戦を足しても30試合、社会人対抗や神宮大会などを入れても40試合に届かない。こんな試合数では実力を正確に知るのは難しい。その上、試合の日程が空いているから投手のローテーションも確立しない。全国から優秀な人材を集めておいて、多くの選手はろくに試合に出ないままキャリアを終えることにもなる。
アメリカの大学野球の選手の多くは、野球のシーズンオフにはバスケットやアメフトなど他のスポーツに熱中する。その分野でドラフトにかかることも多い。野球だけでなくとにかく実戦経験が豊富なのだ。日本の大学野球の選手は、年がら年中野球(の練習)漬けになりながら、試合経験を十分に積むことができない。エネルギーの無駄遣いのような気がしてならない。
■後日談:野球と言うスポーツは数戦ではその真価が分からないと思う。少なくとも年間50試合はしないと数字は信頼できない。
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