松井秀喜はクラッチヒッター=勝負強い打者なのか?打点稼ぎ=RBIイーターなのか。数字で追いかけてみることにしよう。
以下は、松井秀喜の得点圏、2死得点圏での打撃STATSである。
今年、ナリーグで首位打者に輝いたハンリー・ラミレスは得点圏打率.373、2死得点圏は.453。イチローは得点圏打率.328、2死得点圏は.327。
今年の得点圏での松井の数字は芳しくない。とてもクラッチヒッターだとはいえない。おとなしい数字である。しかし、子細に見ていくと、松井の特質があらわれているのだ。
それは、四球が極めて多いこと。いずれも打席数の20%に迫る高率である。
得点圏、2死得点圏のいずれのSTATSでも、2009年の松井秀喜は、三振よりも四球が多い。
確かに2009年は、チャンスで松井に打席が回って、さあ頑張れ!とみているうちに、さっさと四球を選んで1塁に歩くシーンをよく目にした。
ファンにとっては、物足らなさが残るのだが、首脳陣にとっては得難い人材なのだと思う。多くの打者が打ち気にはやって、一瞬のうちにチャンスをつぶしてしまう中で、松井は少なくとも後ろへはつないでくれる。そのクレバーさを感じているのではないか。
松井の四球をシチュエーション別で見ると、以下の通りになる。A-RODと比較した。
敬遠ではなく、自らの選球眼で選び取った四球で見れば、スコアリングポジションで、松井はA-RODよりもより忍耐強く打席に立っていることが分かる。値打ちのある四球を選んでいるのだ。
NYY監督のジラルディは、この12月3日「マツイが1週間のうち5日間プレーしても、ほかの主力を休ませることはできた。このやり方が非常に重要だと分かった」と語っている。そうしてでも使っていきたい打者だというのだ。なかなかそんな打者はいない。
ただ、玄人好みのこうした持ち味が、1300万ドルという高給をどれだけ裏打ちするか、という問題はあるのだが。
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