赤星の引退は、阪神にとっては少し前から既定の事実だったらしく、引退発表と前後して新外国人マット・マートンの入団の意向が発信された。
この選手は正真正銘のエリートである。ジョージア工科大で打率を稼げる外野手として鳴らし、2003年の1順目指名、101万ドルのボーナス付きで入団。同じ年の4順目にジョナサン・パベルボンがいる。パベルボンはボーナスなしだった。
入団後も順調で、2004年にはBOSのトッププロスペクトに選ばれる。その後、ノマー・ガルシアパーラとともにトレードでCHCへ。CHCはノマーもさることながら、マートンに大いに興味があったようだ。
2005年にはMLBに昇格。翌2006年にはレフトのレギュラーを獲得し、チーム最高の.297を記録。ここまでのマートンは順風満帆。このまま成績を重ねていれば福留の獲得もなかったかもしれないが、翌年移籍したアルフォンソ・ソリアーノにポジションを奪われてからマートンの野球人生は暗転するのだ。アベレージヒッターで、5~7番を打つことが多かったのだが、長打力もなく、脚も普通。守備も並みで特色がなく、大物打ちの俊足というソリアーノの前にはかすんでしまった。
以後、CHCの控えでくすぶり、2008年にはOAK、2009年にはCOLに移籍するもレギュラーの座は程遠かった。
一般的に、MLBの打者はNPBに移籍すると、長打率が上昇する。特にアベレージヒッターで三振の少ない打者は、確実性に加え大きいのが打てるようになる。
注目すべきは、2009年のAAAでのSTATSだ。コロラドスプリングスでチーム最高の.324をあげ12本塁打を打ち、12盗塁も記録。まだ腐っていないという印象だ。
来年29歳。その若さも含め、阪神は良い買い物をしたのではないか。
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話はかわりますが、自分の目の前で見た外国人選手(日本に移籍した選手、日米野球での来日は除く)で一番迫力があったのはレジー・スミスでした。
関西人の私にとっては、南海ホークスのトニー・バナザードのこわもてフィールディング、阪急ブーマーのスコアボードのはるか上を飛んで行ったホームラン、阪神アルトマンの風格ある打席でのたたずまいなどを思い出します。