打者の出塁数と同じように、投手を評価する最も単純な数値はアウトの数ではないかと思う。そこで、これをアナ、セパリーグ別に調べてみることにした。犠打犠飛の扱いをどうするかと思ったが、単純化するために省略した。上位100人+日本人+話題の選手。
当然の話だが上位には先発投手が並んでいる。アリーグで最もアウトを取ったのは、バーランダー、僅差でハラデーとヘルナンデスが並んでいる。この3人が先発投手として傑出していたことを表している。サバシアはこれに次ぐ。CCは、勝星ではトップタイだったが、これは強力な援護があったことを示している。
アウトの数(A)を、アウトの数(A)+安打、四球、死球(B)で割ると、勝率が導き出される。実はこの数字はWHIPと全く同じになるのだが、勝率の形にするとわかりやすいように思える。100位以内では、OAKのベイリーが1位。勝率70%を超えるとまず成功した部類に入るようだ。
対戦数は少ないが、マリアノ・リベラは75%を超えている。対戦する4人に3人は仕留めているのだ。アーズマやパベルボンはそれほどでもない。
日本人投手の不調はここでも見て取れる。70%を超えていたのは上原だけ。上原は怪我さえしなければそこそこの実績を残したはずだ。岡島や斎藤は、押さえてはいたが塁上に結構走者を出していた。松坂、田澤は落第だ。
サイ・ヤング賞を取る投手は、アウトの数で上位であるべきだと思う。
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投手の回=イニングというのは結局、アウトの積み重ねですから。投球回数こそが最も素朴で最も信頼性のあるSTATSだと思っています。