このところずっと観客減が続いていたNPBだが、久々に観客増に転じた。喜ばしいことだ。
12球団、主催試合の観客動員数ランキング

2009年21,638,197人、2010年22,141,003人、2011年21,570,196人。2012年21,370,226人、ここ3年低落傾向が続いていたのに歯止めがかかった。
目立つのがDeNA。1試合当たり3600人以上も増えた。かく言う私も5試合見に行ったが、今年のDeNAは確かに面白かった。最終的に5位に落ち着いたが、シーズン後半までポストシーズン進出の可能性があったことが大きい。
ヤクルトは不振だったが、何といってもバレンティン効果だろう。
中日は、不振の上に、落合監督以来続く長期低落に歯止めがかからず。ついに200万人を割った。
意外なことに広島は前年割れ。しかし7月以降の35試合に限れば24,152人と急増している。ポストシーズン進出の可能性が見えてから人気が回復したのだ。
パリーグではソフトバンクが昨年割れ。ポストシーズンを逸したが、前半戦から拙攻が続いたのも大きかったのではないか。
日本ハムもやはり成績不振が大きかったと思われる。
楽天、オリックスが急増。楽天はわかるが、オリックスは営業努力か。私は東京でオリックス戦のチケットが1000円均一で販売されているのを見たことがある(ビジター券だが)。JWBLでも2000円なのに。オリックスはチケットを安売りしている可能性があるのではないか。
ロッテは長期低落に歯止めがかかった。


総合的に見て、やはり優勝争いに終盤までかかわった球団は観客動員が増える。ペナントレースに多くのチームが参加することで、リーグは盛り上がるのだ。
戦力均衡の必要性は、この表からもわかる。
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2009年21,638,197人、2010年22,141,003人、2011年21,570,196人。2012年21,370,226人、ここ3年低落傾向が続いていたのに歯止めがかかった。
目立つのがDeNA。1試合当たり3600人以上も増えた。かく言う私も5試合見に行ったが、今年のDeNAは確かに面白かった。最終的に5位に落ち着いたが、シーズン後半までポストシーズン進出の可能性があったことが大きい。
ヤクルトは不振だったが、何といってもバレンティン効果だろう。
中日は、不振の上に、落合監督以来続く長期低落に歯止めがかからず。ついに200万人を割った。
意外なことに広島は前年割れ。しかし7月以降の35試合に限れば24,152人と急増している。ポストシーズン進出の可能性が見えてから人気が回復したのだ。
パリーグではソフトバンクが昨年割れ。ポストシーズンを逸したが、前半戦から拙攻が続いたのも大きかったのではないか。
日本ハムもやはり成績不振が大きかったと思われる。
楽天、オリックスが急増。楽天はわかるが、オリックスは営業努力か。私は東京でオリックス戦のチケットが1000円均一で販売されているのを見たことがある(ビジター券だが)。JWBLでも2000円なのに。オリックスはチケットを安売りしている可能性があるのではないか。
ロッテは長期低落に歯止めがかかった。
総合的に見て、やはり優勝争いに終盤までかかわった球団は観客動員が増える。ペナントレースに多くのチームが参加することで、リーグは盛り上がるのだ。
戦力均衡の必要性は、この表からもわかる。
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コメント
コメント一覧
オリックスについては、安い回数券式のチケットがヤフオクなどで大量に出回っていますね。記事にもあるように、だいたい1枚当たり1000円から1200円くらいで内野自由席に入ることが可能(正規価格の40~50%くらい)なので、同じクラスの席で言えば、他の球場と比べれば破格の安さだと言えます。
わがドラゴンズは、マヌケにも観客減の責任を監督一人におっかぶせるという恥ずべき行為で他球団のファンにさえ顰蹙を買いましたが(しかも、そこに一部メディアが乗っかったことで広く知れ渡りました)、そもそも観客増減の責任を負うべき主体とは誰なんでしょうか。
チームの強さはもちろん大事ですが、球団というソフト面だけではなく、球場というハードの問題や、内的要因にのみならず、地域人口や地域経済といった外的要因もきちんと検証すべきだと思うのですが、そういった面を言及する声があまりに少ないように思います。
また、強くても観客を減らすということで落合元監督はずいぶんと叩かれましたが、これは何も落合固有の現象ではなく、先にテーマに挙げられた黄金期の西武においても同様の現象が起きていましたし、近年でも、2012年の日ハムはリーグ優勝したにも関わらず、2011年(しかも自粛ムードの高かった震災の年です)よりも観客を減らしています。ただ強いだけでは飽きられる、という現象はある程度普遍性を持っていると言えるのではないかと思います。
使えるチケットをもらったのですが誰も引き取らず
現場のマンションの掲示板に張り付けておきましたが
そこでも放置されっぱなしという悲劇がありました。
東京に日ハムがありイチローでもいた時代なら違ってたのでしょうが。
広島のファンは昔からですが、渋いですね。
昔、巨人戦ならいつでも満員って時代でも広島だけは
前日負けると途端に客入り悪かったですしw
一旦火が着くと凄いのですが。
ヤクルトはバレンティンカードと宮本引退カードを
2枚一気に切ったのが来年どう出るかですね。
特需みたいなものでしたし。
横浜は・・・・・せっかく増えたのですがホームでの勝率の悪さが
これに冷水をぶっかける結果となっています。
例えばセパ交流戦ですが、ビジターでの成績は借金1なのに対し
ホームでは1勝11敗です。
これではせっかく来たファンもげんなりです。
あとは、大きな地域基盤を持っている球団は強いですね。
巨人なら関東、阪神は関西、ソフトバンクは九州、中日は東海、日ハムは北海道という具合で。
逆に、関東や関西をホームにしている他のチームは巨人や阪神に観客を食われている部分があるんですかね。そういう意味では、日ハムが北海道に移転したのは英断でした。
セリーグがパリーグよりも大分観客動員が多いですが、これは巨人と阪神が引っ張っているということですかね。
個別の球団で見ていくと、巨人が昨年も観客動員が多かったところからさらに伸ばしたのは、昨年の日本一効果とレプリカユニフォームやアイドルを起用したプロモーションの効果でしょうか。
DeNAは中畑効果もあるでしょうが、やはり、CS出場を視野に入れられるくらいチームが健闘したからですかね。
CSは色々と突っ込みどころの多いシステムではありますが、3位までがポストシーズンに参加できるというのが、横浜のようなチームの観客動員を引き上げる効果は期待できると思います。
プロ野球も興行ですから、お客が入ってナンボですからね。
というより、独走ペナントレースにもかかわらず東京ドームに駆けつける巨人ファンには頭が下がります。
私は今年1試合も観戦していないし、テレビも熱心には見なかった。強すぎても面白くないとないと思っていましたが、ファン心理は強ければ強いぼど面白いものなのでしょうか。
全体的な底上げを考えるとその影響は無視できないでしょう。
ヤクルトは会員割引方式と販売方式の変更などでグループ観戦がしやすいように。9月はバレンティン効果もあったけど、がたがたの試合内容が多かった割には、観客動員は終始前年より増加傾向で推移しています。
DeNAはファンクラブに入ると格安で入場券7枚の大判振る舞いを実施。ここの場合、横浜スタジアムの入場料金の高額さが集客の大きなネックになっていましたね。球場問題も根本的解決には至っていないけどとりあえず改善傾向に。
西武も休日は地域限定の名目で内野指定席1200円、平日は内野指定席回数券を10枚セット10000円で販売と大幅割引。ここまでやると観客増加も収益的にはどうなのかとも思うけど、電車賃と飲食代も含めて回収しようという考えのようです。
生でプロの選手達が動き回る姿を見るだけでも充分楽しめるけど、試合内容や順位争いなどはどこか淡白に見える場合も多い印象も。半年間144試合の公式戦を充実した内容で見せる難しさがありますね。