今年のMLBのストーブリーグは衝撃が大きい。NPBとはスケールが違う。
キャリアSTATS

Cano-NYY-SEA


今年はカノの凄さをつくづく思い知らされた。天才とはこの選手のことを言うと思った。

まるで道に落ちているごみでも拾うように難しいゴロをバックハンドで拾って、そのまま向き直ることなくスナップスローで一塁に送球する。NPBでは絶対に見られない守備を何度も見た。

打撃では不調の時もあったが、とにかく勝負強い。故障続きのヤンキースにあって、ほぼ全試合出場。2007年から12試合しか休んでいない。
かつては荒っぽい印象もあったが、今は四球も良く選ぶし、屈指のスラッガーになった。

キャリアを見ても生え抜きのヤンキーだし、ジーターの後継者だと思ったのだが、何とシアトルと10年2億4000万ドルで契約。

スコット・ボラスとの代理人契約を今年解除し、友人のラッパー、ジェイZが経営するロック・ネイションという事務所に契約をゆだねた。その結果である。

ジェイZがどんな人物なのかは知らないが、ボラスを上回るむちゃくちゃな契約だ。
契約満了時、カノは42歳。内野手のカノの賞味期限はせいぜいあと5年。このままいけばシアトルは数年後、間違いなく不良債権に苦しむことになろう。



マリナーズは大物を取ってきては腐らせることを繰り返してきた。
エイドリアン・ベルトレ(前年48本.334→移籍年19本.255)
エリック・ベダード(前年13勝5敗→移籍年6勝4敗)
ショーン・フィギンス(前年5本.298→移籍年1本.259)
なかにはリッチー・セクソン、ジョー・オルルードのように働いた選手もいるが、東海岸のスターが一枚看板になってうまくいくかどうか。

岩隈には心強いバックスの登場ではあるが。

カノは殿堂入りも期待できる選手だと思うが、この決断がどういう結果につながるか。来季に早速答えが出るだろう。


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