16勝3敗と活躍したローシーが抜けたが、若手がその穴を埋めて余りある活躍。
2012年と13年の投手成績 えんじ色は規定投球回数到達 下段、DIPSの下の%は、DIPSの増減率

STL-P


ローシーは多分にフロックの感があった。FAになってから移籍先がなかなか見つからなかったのもそのせいかもしれない。

8年目のエース、ウェインライトが実力通りの活躍。ランス・リンもほぼ昨年並みの投球。
これに新人王資格のあるシェルビー・ミラーが水際立った活躍。制球力はいまいちだったが、速球で押す活きの良い投球で清新な活躍をした。

4番手以降の先発は定まらなかったが、3本柱で49勝28敗。十分な威力だった。



救援陣は、クローザーがモットから昨シーズン途中にやってきたムヒカにチェンジ。過去4セーブしか上げていない投手だったが、意外にやった。

ローゼンタール、マネス、チョートと手堅いセットアッパーもいた。

そして彼らに加えて6月に昇格した左腕シーグリストが、45試合でわずか2失点という上原並みの投球。この投手は2008年セントルイスの41順目指名。全くの無印だったが、昨年あたりから急速に伸びた。

実力十分の働き盛りの投手に伍して、先発、救援で若手が伸びて、セントルイス。カーディナルスはナリーグの覇者になったといってよいだろう。

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クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1962年のパリーグ、救援投手陣

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