MLB30球団で最大の戦力ダウンをした。すべての不幸に一度に見舞われたような、息を呑むような荒廃ぶりだった。
2012年と13年の打撃成績、下段、RCの下の%は、RCの増減率。えんじ色は規定打席到達

ラッセル・マーティンがFAでパイレーツへ、彼は新しいチームでポストシーズン進出の牽引車に。
タシェアラは昨年から故障がちだったが、手首を負傷し、ほぼ1年を棒に振った。
カノは一人元気。しかし好不調の波もあった。
ジーターは、昨年ポストシーズンに足首を骨折、彼もほぼ1年を棒に振った。
今やMLB最大の不良債権、A-RODは、左股関節の手術明け、マイアミ・スキャンダルで来年末までの出場停止になるところだったが、異議申し立てによって暫定的に出場。とはいっても成績どころの話ではなかった。
外野はニック・スイッシャ―が移籍、当初はガードナー、グランダーソン、イチローで行く予定だったが、グランダーソンが腕を骨折。
結局、当初のレギュラー陣で故障知らずはイチローだけだったが、昨年の勢いは影を潜めた。


代役として捕手にクリス・スチュアート、一塁にライル・オーバーベイ、マーク・レイノルズ、三塁にケビン・ユーキリス、ユーキリスが故障するとジェイソン・ニックス、遊撃にヌニェス、ブレンダン・ライアン、リード・ブリニャック、外野にアルフォンソ・ソリアーノ、バーノン・ウェルズ、トラビス・ハフナー。
どこかで聞いたことのあるような一流選手の名前が入れ代わり立ち代わり打線に並んだが、短期間には活躍するものの、結果としては誰一人として穴埋めはできなかった。
昨年使った野手の数は22人だが今年は32人。苦悩はここに見て取れる。
選手を育てる時間が与えられず、今すぐに勝つ事を強いられるヤンキースは、金で白星を買おうとしたのだ。
しかしそれは叶わなかった。他のチームから簡単に引き抜くことができる選手は、結局、勝ち星を稼いではくれないのだ。
来季はカノが移籍、大型補強を敢行するが悩ましい状況であるのは間違いがない。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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ジーターは、昨年ポストシーズンに足首を骨折、彼もほぼ1年を棒に振った。
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外野はニック・スイッシャ―が移籍、当初はガードナー、グランダーソン、イチローで行く予定だったが、グランダーソンが腕を骨折。
結局、当初のレギュラー陣で故障知らずはイチローだけだったが、昨年の勢いは影を潜めた。
代役として捕手にクリス・スチュアート、一塁にライル・オーバーベイ、マーク・レイノルズ、三塁にケビン・ユーキリス、ユーキリスが故障するとジェイソン・ニックス、遊撃にヌニェス、ブレンダン・ライアン、リード・ブリニャック、外野にアルフォンソ・ソリアーノ、バーノン・ウェルズ、トラビス・ハフナー。
どこかで聞いたことのあるような一流選手の名前が入れ代わり立ち代わり打線に並んだが、短期間には活躍するものの、結果としては誰一人として穴埋めはできなかった。
昨年使った野手の数は22人だが今年は32人。苦悩はここに見て取れる。
選手を育てる時間が与えられず、今すぐに勝つ事を強いられるヤンキースは、金で白星を買おうとしたのだ。
しかしそれは叶わなかった。他のチームから簡単に引き抜くことができる選手は、結局、勝ち星を稼いではくれないのだ。
来季はカノが移籍、大型補強を敢行するが悩ましい状況であるのは間違いがない。
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コメント
コメント一覧
いかにヤンキースでも全てのポジションをFAで穫っていたら、いくら金があっても足りません。内野には人材がいないので、来季も守備固めクラスの選手がレギュラーになりそうです。
ただ田中獲得に成功し、ピネダ、バニュエロスに使える目処が立てば、2015は投手王国になる可能性もあると思います。
昨今のMLBではピークを過ぎたベテラン選手の価値が大幅に下落している。彼らを安い年俸で確保し、パッチワークのように繋ぎ合わせてチームを構成するというNYYの手法は、うまく機能すれば面白いと思っていたのですが、結果は見事に大失敗。
たしかにチーム2位と3位の得点源だったジーターとグランダーソンが欠けたのは不運でしたが、そもそもいくらビッグネームとは言え、39歳のジーターが遊撃、37歳のAロッドが三塁では投手が可哀想です。今年の低迷は、選手個々の責任というよりもフロントのチーム戦略の破綻と言えるでしょう。
これだけチームが老朽化した原因は、改めて言うまでもありませんが、過去のトレードで気前よく自軍のプロスペクトを放出したり、ドラフト指名順と引き替えにFA選手を獲得してきたから。そのせいでNYYのマイナー組織にはトッププロスペクトが枯渇しており、TOP100ランキングではゲイリー・サンチェス(捕手)の27位が最高位という状態です。
他にもメイソン・ウィリアムス(外野)、タイラー・オースティン(外野)、スレイド・ヒースコット(外野)、ラファエル・デポーラ(投手)といった面々がおりますが、最大の懸案である穴だらけの内野を埋める人材に乏しい。また、NYYの下部組織では怪我や伸び悩みの選手も多く、育成能力に疑問符がつきます。
スティーヴン・ドリュー、マーク・レイノルズと交渉中とのことで、結局今年もベテランで穴を埋める事になりそうです。
ただもうそろそろポストジーターを探さなければならない時期でしょう。ゲーリッグ、ディマジオ、マントルは少しずつかぶっていますが、このままいけば冬の時代が来るかもしれませんね。
近い将来、生え抜きのコアが確立できるでしょうか?
昨年イチローはクリーンアップ失格の烙印押されているので、それでも使わざるを得なかったという意味でどれだけ故障者が出たかがわかる。
イチローもキャリア最低の成績でしたが、問題にすべきはOPSではなくOBP。
OBPが.297って、リードオフマンに使えません。
特に問題なのは8・9月、特に9月は最悪の成績だったので、恐ろしくNYマスコミの心証を損ね、遂に松井が経験しなかったFランという最低の評価までされてしまった。
現時点でイチローは外野手がダブっているので、実質的放出対象1番手です。
*他の大物は長期契約中なので処分が難しいから、切り易い奴を処分するのだが
dame何とかはトレードすればヤンキースよりマシだとヌルイ事思っているようだが、案外残っちゃったりしてね。。。
相手チームだって、打撃に加え守備も微妙になっているので、例え獲ったとしてもレギュラーでは無いと思いますよ。
残ったとしても「リアルヤンキー」はおろか「名前だけのヤンキー」の評価も怪しいでしょうが、下手にレギュラーになって最悪レベルの成績だったら、ケビン・ブラウンレベル扱いも・・・
イチローの例を挙げましたが、他にも色々問題が山積してますね。
多過ぎて書き切れない程に。