【時事】米テレビ局FOXスポーツ(電子版)は29日、関係者の話として、大リーグで今季からプレーオフ出場チームを現行の8から10に拡大する見通しになったと伝えた。
 昨年11月に合意された大リーグ機構と選手会の新労使協定では、2013年までに地区優勝チーム以外に、プレーオフ進出チームを各リーグ1チームずつ増やす案が盛り込まれていた。
まさか今年、本当にやるとは思わなかった。MLBは今年からワイルドカード(2位以下のチームでポストシーズンに進出できる権利)を1チームから2チームにする。新ルールではワイルドカードの2チームは1試合だけのプレーオフをやって決着をつけるのだ。
昨年の成績に当てはめてみる。赤字のW2が今年であれば2枚目のワイルドカードになったチーム。※はW2に次ぐ勝率の球団。
順位表の下のW1  W2 横の数字はW1とW2のゲーム差。
その下のW2 ※横の数字はW2と※のゲーム差。

2011WC-WC220120302







W2が導入されていたら、ひょっとするとBOSのフランコナー監督の首はつながっていたかもしれない。
同様にATLもSTLと1試合のプレーオフを戦ったことになるが、STLが負けていればワールドチャンピオンの行方も変わったことになる。
2011年を見ればW2を導入すれば終盤戦はさらに盛り上がったろうと思われる。W2のチームとそれに次ぐ※のチームの競り合いも見ものだったはずだ。

しかし2010年に当てはめてみると、少し考えざるを得ない。

2010WC-WC220120302


アリーグはこの年もBOSがW2に選ばれることになる。アリーグ東地区は3球団がポストシーズンに進出する。それはいいとして、W1のNYYとW2のBOSとは6ゲームもあるのだ。それがたった1試合のプレーオフでひっくり返るかもしれない。NYYファンにとってはたまらないのではないか。
1枚のワイルドカードは2位の3チームでの最高勝率ということで納得性が高いが、2枚目を選出しわずかとは言えチャンスを与える根拠は薄弱な感じがする。特にこの年のように同地区に2枚のワイルドカードが発生し、両チームのゲーム差が開いているときは釈然としない。

2009年に当てはめるとこうなる。

2009WC-WC220120302


2010年のアリーグ東地区と同じように2009年ナリーグ西地区にW1とW2が出来ているが両者には4ゲームの差がある。これもファンには釈然としないだろう。
一方でアリーグではW2と次に来る※とのゲーム差が1.5。ここに熾烈な争いが起こるだろう。

確かに面白い制度だが、改善の余地もありそうだ。現状の力関係だけでいえば、この制度はBOSの救済策になる可能性が高そうだ。


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