20年前のナショナル・リーグも紹介しよう。ナリーグもストのために8月12日で打ち切られている。
ナショナル・リーグ ペナントレースとタイトルホルダー

1994-NL


MONはモントリオール・エキスポス、アナ両リーグで最高勝率を誇っているが、その後経営不振に陥り、MLB機構が一旦経営を預かったのちにワシントン・ナショナルズになっている。20年あればかくも変化することが可能だ。
まだアリゾナ・ダイアモンドバックスは存在しない。

ジェフ・バグウェルがMVP。トニー・グゥインがもうちょっとで4割と言う高打率。
サイ・ヤング賞は今年殿堂入りが決まったグレッグ・マダックス。
クレイグ・ビジオは盗塁王。彼の唯一の主要タイトルだ。

打率、防御率のベスト10とシルバースラッガー(SS)賞

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グゥインはあと3本安打が多ければ4割打者だった。
のちにイチローの同僚となるブレット・ブーンが8位。
89年のナリーグMVPのケヴィン・ミッチェルはストライキに嫌気がさして、翌年ダイエーに移籍したが1年でMLBに戻っている。

SS、捕手はマイク・ピアッツァ。前年の新人王。
バリー・ボンズはすでにMVPを3度とった大選手だった。このときに年俸は516.6万ドル。
最高年俸はボニーヤの630万ドルだった。

意外なことだが、この当時のMLB選手で、2013年に現役でプレーしているのは前述したA-RODとトロント・ブルージェイズのダレン・オリバーくらいしかいない。

MLBは、少なくとも1~3年はマイナー暮らしをしなければ、昇格するのは難しい。
そういう部分もあるだろうが、NPB選手の寿命がMLB選手を上回りつつあるのかもしれない。




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