1月17日 昨日の報知新聞の報道に基づいて書いたが、勇み足だった可能性が高まったようだ。お詫びする。
1月25日 2月に米フロリダ州ポートセントルーシーで行われるメジャーチームのキャンプに招待選手として参加し、大リーグ昇格を目指す。米メディアによると、大リーグに昇格すれば年俸が150万ドル(約1億5300万円)になる。

ようやく、と言う感がある。報道によればFAになっている松坂大輔は、昨年在籍していたニューヨーク・メッツと近々再契約する。マイナー契約で、キャンプ招待選手と言うステイタス。
昨年は、ボストン・レッドソックスをFAとなり、クリーブランド・インディアンスとマイナー契約。しかしMLBに昇格できず、自ら契約を解除し、ニューヨーク・メッツと契約。
7試合に先発、8月23日からローテーションに加わった。

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当初の3試合は本塁打を打たれるなど散々な成績だったが、9月8日以降は立ち直り、3勝を挙げた。最初の3試合のERAは10.94、後半4試合は1.37だった。

これまでの速球主体で三振を取りに行くパワーピッチではなく、カーブを主体とする軟投派に。制球もよく、松坂は生まれ変わったと評された。

しかし、この成績では即、再契約は覚束なく、シーズン終了後はFAとなっていた。
キャリアSTATS

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今年投げれば、NPBとMLBのキャリアが同年になる。16年選手と言えば、十分にベテランの域だ。
2009年以降は、満足な成績を上げていない。
よく言われるように自己管理が甘いのかもしれない。太り過ぎは再三指摘されたところだ。
昨年、投球法を変えたが、生き残ることができるだろうか。

今日時点でのニューヨーク・メッツの投手ロースター

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バートロ・コロンと2年契約、ディロン・ジーは計算できるが、マット・ハーベイは昨年10月23日にトミー・ジョン手術、今年は全休。また若手のメジャ、ヘフナーも長期DL入り。
松坂は、ニース、ホイーラーに続く5番手を他の投手と争うことになる。

キャンプで実績を見せつける必要がある。しかし、昨年後半の登板を見てもわかるように、松坂が実戦感覚を取り戻して、本調子になるには時間がかかりそうだ。
いきなり好投をして「当確」を得るのは厳しいのではないか。

それだけの時間とチャンスをチームが与えてくれるかどうかがポイントになりそうだ。

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