RSAAでみる投手ランキング。パリーグ
RSAA=(リーグ平均失点率-失点率)×投球回÷9
貢献度を端的に知る手段として面白い。
NPBの2013年のRSAAランキング
パリーグ 2013年登板した投手はセリーグと同数の165人いる。トップ50

セのトップ前田健太は33.6。田中は57.8。凄まじい数字である。過去にはこの数値が80を超えた投手も散見されるが、近年では稀。
金子もマエケンよりもかなり上。
しかしこの2人を除くとあとはドングリの背比べ。
西武は菊池、牧田、岸、サファテと10点以上の選手が4人。粒がそろっていた。
オリックスの投手陣も突出した金子以外にもそれなりにレベルが高い。
他の3球団は投手力でやや劣っていたことが分かる。
意外なことに攝津正は41位。RSAAは失点率を基にしている。攝津は失点率RAが3.77。ERAは3.05。セの三浦、石川と同様、失策などによる失点が攝津の数値を大きく下げた形だ。
ERAで換算すれば17.1となり、6位相当まで跳ね上がる。
昨年の攝津のように「不運」な選手はこういうことも起こり得る。
投手の実力そのものを測定しようとするDIPSとは対照的な数値なのだ。
ワースト50



寺原、涌井、唐川先発投手としてぱっとしなかった投手が下位にわだかまっている。
大石達也、釜田など期待を裏切った投手もいる。
規定投球回数以上では野上がランクに入っている。
RSAAで今後、歴史的な投手の記録も見ていきたい。
またERSAAやDIPS、WHIPに基づいた数値は意味があるのか。これから検証してみたい。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。 長嶋茂雄、全本塁打記録

『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。


「読む野球-9回勝負- NO.2」私も書いております。


広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。


貢献度を端的に知る手段として面白い。
NPBの2013年のRSAAランキング
パリーグ 2013年登板した投手はセリーグと同数の165人いる。トップ50

セのトップ前田健太は33.6。田中は57.8。凄まじい数字である。過去にはこの数値が80を超えた投手も散見されるが、近年では稀。
金子もマエケンよりもかなり上。
しかしこの2人を除くとあとはドングリの背比べ。
西武は菊池、牧田、岸、サファテと10点以上の選手が4人。粒がそろっていた。
オリックスの投手陣も突出した金子以外にもそれなりにレベルが高い。
他の3球団は投手力でやや劣っていたことが分かる。
意外なことに攝津正は41位。RSAAは失点率を基にしている。攝津は失点率RAが3.77。ERAは3.05。セの三浦、石川と同様、失策などによる失点が攝津の数値を大きく下げた形だ。
ERAで換算すれば17.1となり、6位相当まで跳ね上がる。
昨年の攝津のように「不運」な選手はこういうことも起こり得る。
投手の実力そのものを測定しようとするDIPSとは対照的な数値なのだ。
ワースト50

寺原、涌井、唐川先発投手としてぱっとしなかった投手が下位にわだかまっている。
大石達也、釜田など期待を裏切った投手もいる。
規定投球回数以上では野上がランクに入っている。
RSAAで今後、歴史的な投手の記録も見ていきたい。
またERSAAやDIPS、WHIPに基づいた数値は意味があるのか。これから検証してみたい。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。 長嶋茂雄、全本塁打記録

『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。
「読む野球-9回勝負- NO.2」私も書いております。
広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。
コメント
コメント一覧
昨年、田中 vs 金子の直接対決が回避されたことがありましたが、こうしてみると何とも惜しかったですね。日本を代表する両雄の対決を最後に見ておきたかった気がします。
私も知らなかったのですが、失点率を自責点に置き換えた指標は、Pitching Runというそうです。
このPitching Runですが、積算型の数字でもあるので、過去の大投手については、1シーズン当たりの数字もそうですが、キャリア通算で見てみるのも面白いかも知れません。
ありがとうございます。やってみます。
ただ、積算比較とは言っても、防御率2点台の1.5と4点台の1.5はぜんぜん違うだろうと思います。数値的には平均防御率が高い時のほうが良い数値は出ます。
ただそうなると50年代後半や60年代前半の数値が低くでますので何とも言えない結果になります。傑出率ということで小生は偏差値調整も考えましたがこの数値悪い投手もそれなりに使ってくれないと問題が生じます。
これは人の成績に類するものですから本来なら正規分布するはずなのですが良い投手はどんどん使われますからどうしても良い方に良い数字が傾いてしまいます。
入りろ考えてるのですが決定的な指標がどうしても思いつきません。
てか両雄はないでしょw田中とスペランカー金子ではさすがに差が大きいね。
>ERSAAやDIPS、WHIPに基づいた数値は意味があるのか。これから検証してみたい。
昨年オフの記事にあった被OPSはどうでしょうか? セイバーの基本に立ち返ると意義の大きい数値と思うのですが?