各球団の守備位置別の選手数、パリーグも見ていこう。
手元にある「選手名鑑」の選手を数えた。今世紀に入ってからの推移を3年おきに調べた。
さらに、35年前の同じデータも示した。 グレー地で2006年から導入された育成枠選手の数字も示した。
パリーグ

支配下選手数は1991年までは60人、以後は70人。
西武は79年に62人、オリックスは2005年に73人と支配下枠を上回る選手をとっている。余剰の選手は選手登録を解かれ、球団職員やその他のステイタスになったはずだ。
投手数の増加はセリーグ以上に顕著である。
指名打者制度が導入されているパリーグでは79年の完投数は257(総試合数390)もあった、これが58(総試合数432)に激減、投手数は増えている。
ソフトバンクはDeNAの37人に次ぐ35人である。
野手が減少しているのもセリーグと同じ傾向。捕手はセパ両リーグ併せて80人しかいないのだ。
NPBのこうした傾向は、プロ野球を目指すアマ選手のポジション選択にも影響を与えていることと思われる。
プロ入りを目指すなら、野手よりも投手の方が明らかに門戸は広い。捕手など年に1人も取らない球団が大部分なのだ。
NPBで強打者がなかなか誕生しないのは、こうした傾向と無縁ではないかもしれない。
育成枠は2011年の33人から2014年には38人と増加しているように見える。しかしこれは、ソフトバンクが17人から23人へと大幅に増やしているからだ。それを差し引くと、16人から15人に減っている。
巨人とソフトバンクは育成枠で選手を本気で「育成」しようとしているが、他球団では育成枠は「首にしきれなかった選手」の「仮置き場」になっている。
セパトータルでの数字

2005年に出た「日本プロ野球改造計画」という本で、二宮清純氏は選手の年俸格差が広がるとともに選手数は減ると言ったが、その傾向が見て取れる。
全選手数は2011年から48人減っている。


「育成枠」の存在意義が希薄になって、ソフトバンク、巨人を除く球団が育成選手を減らしていることことも大きいが、同時に支配下選手も減っている。
二宮氏が指摘するような傾向が表れているのではないか。
当たり前の話だが、伸びている業界は優秀な人材を一人でも多く獲得しようとする。
人員の縮小は、その業界の衰退を意味している。
極めて不活発なポストシーズンを考えても、NPBが「守り」の姿勢に入っているのは間違いないだろう。
一部球団は「嫌々ながら」球団を保持しているのではないかと思われる。
いろいろなことが見えてくる数字ではある。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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パリーグ

支配下選手数は1991年までは60人、以後は70人。
西武は79年に62人、オリックスは2005年に73人と支配下枠を上回る選手をとっている。余剰の選手は選手登録を解かれ、球団職員やその他のステイタスになったはずだ。
投手数の増加はセリーグ以上に顕著である。
指名打者制度が導入されているパリーグでは79年の完投数は257(総試合数390)もあった、これが58(総試合数432)に激減、投手数は増えている。
ソフトバンクはDeNAの37人に次ぐ35人である。
野手が減少しているのもセリーグと同じ傾向。捕手はセパ両リーグ併せて80人しかいないのだ。
NPBのこうした傾向は、プロ野球を目指すアマ選手のポジション選択にも影響を与えていることと思われる。
プロ入りを目指すなら、野手よりも投手の方が明らかに門戸は広い。捕手など年に1人も取らない球団が大部分なのだ。
NPBで強打者がなかなか誕生しないのは、こうした傾向と無縁ではないかもしれない。
育成枠は2011年の33人から2014年には38人と増加しているように見える。しかしこれは、ソフトバンクが17人から23人へと大幅に増やしているからだ。それを差し引くと、16人から15人に減っている。
巨人とソフトバンクは育成枠で選手を本気で「育成」しようとしているが、他球団では育成枠は「首にしきれなかった選手」の「仮置き場」になっている。
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全選手数は2011年から48人減っている。
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二宮氏が指摘するような傾向が表れているのではないか。
当たり前の話だが、伸びている業界は優秀な人材を一人でも多く獲得しようとする。
人員の縮小は、その業界の衰退を意味している。
極めて不活発なポストシーズンを考えても、NPBが「守り」の姿勢に入っているのは間違いないだろう。
一部球団は「嫌々ながら」球団を保持しているのではないかと思われる。
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