開幕2試合が経過したが、NPBの新外国人(育成枠除く)について見ていきたい。
投手は11人いる。
右端に年俸を入れた。単位は億円。+は出来高あり。
ABCランキングを付けた。

私が新外国人の獲得は「補強」ではないと言っているのは、この表を見ていただければわかると思う。
今のNPB球団はリスクになるような外国人選手は取りに行かないのである。
ほとんどが1億円以下の安い選手。成績も中途半端、そして結果も中途半端。
外国人枠の予算内で買い物をしているだけだ。
もちろん、安い掘り出し物を獲得するのも編成、海外スカウトの手腕ではあろう。しかし、この中で思い入れのようなものを感じるのは阪神の吳昇桓くらいではないだろうか。
毎年のように新外国人が現れてはファンの記憶に残ることなく消えていく。
単なる「欠員補充」「保険」のような気がして仕方がない。
各投手のキャリアSTATSは以下から
■ヤクルト
クリス・カーペンター
クリス・ナーブソン
■DeNA
ギレルモ・モスコーソ
■広島
ザック・フィリップス
■阪神
吳昇桓
■巨人
クリス・セドン
■日本ハム
ルイス・メンドーサ
マイケル・クロッタ
■西武
マイケル・ボウデン
グレッグ・レイノルズ
■楽天
トラビス・ブラックリー
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。


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コメント
コメント一覧
NPBに適正額で呼べる外国人投手が『その程度』のレベルしか残らなくなった、
という側面はないのでしょうか。
MLBが海外市場の開拓に熱心なのも、
北中米だけでは一定レベルの選手数を賄えなくなっている裏返しでもありますからね。
条件面で多少見劣りしてもMLB球団からのオファーなら、大抵はそちらを選ぶでしょうから、
バリバリの大物をNPBに呼ぼうとしたら法外な金額になるでしょう。
挙句戦力になるかは『宝くじの様な物』となれば、冒険は難しいですよね。
MLBは海外から優秀な投手を仕入れています。分業がさらに進んでいる中、確かに投手は不足しているのかもしれません。
オ・スンファンの投球内容は圧倒的ですが、それでも通算では同年齢のブラックリーの半分のイニングしか投げていない。ここをどう見るかに日米の価値観の違いがあるでしょうね。
それから、広尾さんが以前おっしゃっていた、日米のFA制度の違いというものが、リリーバーの待遇差にも大きな影響を与えているように思います。
日本のFAは宣言式なので、ある程度実績のあるリリーバーは、球団に長く残ることが多い。そして一線級を外れた後も、何年かの現役の猶予を貰えるケースが多いように思えます。
アメリカは一定期間で自動的にFAなので、このタイミングでリリーバーがガラッと入れ変わることが多い。リベラのような生涯一球団のリリーバーは希少です。
悪い言い方ですが、MLBの方が「リリーバーは消耗品であり使い捨てである」という意識が強いように思えます。
年俸を見てもそうですね。MLBのトップクラスのリリーバーでもスターターには及びもつきません。
昨年のMLBの平均年俸は350万ドルくらい。NPBは3700万円程度ということで、10倍ちかい差がある。これを考慮すると、オ・スンファンへの3億円(契約金・移籍金込みだと2年8.5億円)の投資というのは、MLBの相場で考えると、クローザーに年4000万ドルをつぎ込むようなもので、まずファンの理解は得られないでしょうね。
現役最多セーブ記録を持つジョー・ネイサンが2年2000万ドル、アトランタの至宝クレイグ・キンブレルが4年4200万ドルですから、ここらへんがリリーバーの上限でしょう。松井秀喜は10年前にこの額を超えていましたし、現在では平均的な主軸打者なら簡単に越えてしまう額です。
クローザーへの投資効果は、(昨年の上原のように)チームの勝ち試合が多く、接戦を拾えるケースが多いほど高まるでしょうから、今年阪神が優勝争いをできればいいのですが、もし下位に低迷した場合には、8.5億円が無駄銭になるリスクがあるでしょうね。