ニューヨーク・ヤンキース=NYYの今年最大のお買いものは黒田博樹だった。基本は現状維持だったのだ。
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故障が少なく、打たれながらも何とかまとめる能力にたけたCCサバシアは、得点力の高いNYYにとって理想的なエースとなった。これに続くと期待されたAJバーネットがそろそろ我慢の限界に達していた。そこでQS(6回以上登板自責点3点以下投手の最低の責任)が期待できる投手として、黒田を獲得した。

さらにシアトル・マリナーズ=SEAからは昨年デビューしたマイケル・ピネダを獲得。これも昨年ブレークしたイヴァン・ノバ、フレディ・ガルシアと先発陣が整った。

しかしNYYの投手陣と言えば、何といってもマリアノ・リベラ。彼がマウンドに上がるだけで相手チームにはあきらめムードが漂う。一昨年はやや不安定なところもあったが、昨年はまた抜群の成績に。カッターが冴えわたっていた。ついにはトレバー・ホフマンを抜いてセーブ数は歴代1位となった。

しかし何と言っても今年42歳になる高齢だ。いつ終わっても不思議ではない。今年は相棒だったホルヘ・ポサダもいない。NYY投手陣の最大の武器が、大きな陥穽となる可能性もある。

一時は後継者と目されたジョバ・チェンバレンはトミー・ジョン手術明け。代わってデビッド・ロバートソンが台頭したが、彼とてもキャリアは実質2年と経験不足。実績十分のラファエル・ソリアーノはひじの故障で沈む。明確な手が打てていない状態だ。

リベラの成績いかんでは、最激戦のアリーグ東地区を勝ち抜くことが出来ない可能性もあろう。

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