今日はもう一つ、新統一球問題について取り上げておきたい。その後のNPBの動き、メディアの報道、球界の反応について。資料の保存という意味で。
■NPB
熊崎勝彦コミッショナーが謝罪した。
「お騒がせして誠に申し訳ない、数値は収まっていると思い込んでいた。ボールは生き物なので、保管などが難しい。今後は限りなく品質管理を徹底しなければならない」。
しかし代替球がないため、第三者機関による再検査の結果が出るまでは、現行のボールを使用する方針。
NPBは開幕前にも非公式に検査し、3月19日に得たデータでは規定内に収まっていたが、上限に近い値だったという。
コミッショナーは、いきなり謝罪。熊崎氏は数年前からNPBに関わってはいたが、当事者になるのは初。「えらい役職に就いた」と思ったに違いない。
井原事務局長は発覚した時点で、「記録は通常の試合の扱いとなる」とした。
自分で決めたルールを自分で守ることができない。その状態をしばらく維持するのである。
世間の信用が失墜すると言うことに思い至らないのだろうか。
統一球の在庫は1万ダースある。
なお、今の統一球は熊崎コミッショナーの意向で、コミッショナーのサインは入っていない。
NPBは独占禁止法の抵触を避けるため、来年初めには導入以来初めて統一球の供給メーカーを決めるオープンコンペティションを開催する方針。
すでに大リーグの公認球を製造する米ローリングス社などが名乗りを上げている。
これは統一球の問題が発生する前に決められていた。
ミズノに「違反球」責任があるのなら、コンペの指定業者から外すべきだろう。
■ミズノ
ミズノ側は4/3に田中将大とミズノ ブランド アンバサダー契約を締結したことを報じているが、統一球に関するリリースはない。
■球界の反応
ニッカンスポーツなど各紙が各球団に聞いている
◆楽天星野監督 俺らは感じていた。おかしいな、去年より飛ぶな、と。責任を取ってもらわないと。
◆ヤクルト小川監督 最初から飛ぶと思っていた。異常なぐらい飛んでいましたから。
◆DeNA中畑監督 やっぱり。飛ぶと思った。何で今ごろ。開幕前に確認をして、ちゃんとした数字が出ていないといけない。
◆ロッテ伊東監督 飛んでいると思っていた。逆方向にこれだけ本塁打が出る状況というのは飛びすぎているということ。ただ、同じ条件なので、選手に頑張ってくれと言うしかない。
◆巨人原監督 コミッショナーが出したボールで戦う。全く疑心はない。与えられたボールで戦うことに、何ら変わりはありません。
◆西武伊原監督 飛び過ぎてないでしょ。去年と同じじゃない? 去年は隠していたんだから、検査をすること、発表することはいいことじゃないですか。
◆阪神和田監督 特別飛ぶという感じではなかった。昨年のことがあってからは、元に戻ったというか。
◆日本ハム栗山監督 そのボールでやれと言われたら、命がけでやるしかない。そうやっているつもり。試合は平等なわけだから。
◆中日谷繁兼任監督 ノーコメントです。
◆中日森ヘッドコーチ ナゴヤドームでも飛ぶようになったのかと思っていた。あそこまで飛ぶの? というのが何本かあった。捕手は打球が速く感じているようだし、打ってる打者が一番感じているはず。でもなんでそんなボールをつくらせているのか分からない。
◆ヤクルト真中打撃コーチ 明らかに打高投低な感じがする。どうかなと思う打球がスタンドに入ったりするしね。
◆巨人川口投手総合コーチ 今さら、ですね。逆方向のボールは伸びる。それでやっていくしかない。
◆楽天嶋(選手会長) 開幕してから、捕手として、打ち取った当たりがフェンス際まで行くと感じていた。投手が一生懸命投げ、野手が懸命に打つ球。僕たち野球選手の生活に関わることだという認識を、もう1度、持って欲しいですね。
◆オリックス伊藤 京セラドームのフェア地域の天井に打球が当たったりしていたし、右方向への打球が伸びたり飛ぶと感じていた。
◆ヤクルト・バレンティン 自分では飛ぶ感じはなかったけど、試合を見ていて飛び方に変化があるなと思っていた。
◆日本ハム中田 去年のボールと変わらない印象だった。投手はきついだろうなと思う。(ボールが違えば)攻めるコースも変わってくる。投手はかわいそう。
◆日本ハム大野 難しい深刻な問題。これから選手会でも協議していくことになると思う。(基準が)二転三転することが一番良くないと思う。
◆ソフトバンク内川 (昨年と違いが)まったくないとは言わない。守っていて、そう感じる時もある。
◆広島大瀬良(2試合に先発し、失点は3被弾による5失点)去年を知らないので…。これがプロの打球なんだと思っていました。どんなボールでも抑えられるように努力するだけです。
◆巨人村田(東京ドームで特大弾) そんなに大きな誤差ではないと思う。発表のタイミングについても自分は気にしていない。
選手会は、「困惑している。何が原因かしっかりと調査してもらいたい」
●日本ハムの島田利正球団代表
今回はNPB(日本野球機構)の責任ではない。実はこないだの会議でも『飛び過ぎではないか』という話をみんなでしていた。上限を超えているから直さないと駄目」と早急に修正する必要性を口にした。
●西武の飯田則昭球団専務
「とにかく(結果を)オープンにしようという流れ。いろんなボールが混在していないか、懸念事項はある。対応を考えないといけない」と話した。
島田氏の発言は、自分たちが統一球を製造しているという自覚が全くない。統一球はミズノのボールではない。ミズノに作らせ、NPBの責任で試合に使用しているのだ。
熊崎コミッショナーがなぜ謝罪したのか、理解できていないようだ。
自動車のメーカーが、事故の責任を下請け会社におっかぶせることなど考えられない。製造者責任はNPBにある。
飯田専務にどれだけ認識があるかはわからないが、島田氏よりもまともだ。
■メディアの見解
・ニッカンスポーツ
世間を騒がせた統一球問題の翌年だけに、故意に仕様が変更された可能性は低い。
・スポーツ報知
NPBは、反発係数が規定値を超えていたことを、ナイター6試合が行われた木曜日に急きょ発表した。なぜか。それは昨年の統一球問題が教訓となり、NPBサイドが迅速に対応した結果だといえる。
・サンスポ
NPBの認識の甘さを感じずにはいられない。迅速な対応だったとはいえ、発表が行われたのは試合開催日。また度重なる騒動により、基準値を超える違反球だけでなく、「飛ぶこと」自体が公平でないかのようなイメージを持たれてしまっている。
せめて開幕前に検査結果を共有することができれば、「またか」の思いを抱かれずに済んだはずだ。ボールは選手の野球人生を左右するものだし、最大の商品である試合の品質を保証するものでもある。これを最優先に考えるべきだ。(NPB担当・上野亮治)
・日刊ゲンダイ
当面使用継続の「飛びすぎ統一球」で得するのは巨人だけ
・東スポ
宇野勝氏(基準内で)球場ごとに反発係数を変えるというのもありだと思う。器が狭く、ホームランが出やすい東京ドームや横浜スタジアムはある程度飛ばないボール。逆に広いナゴヤドームや甲子園は少し飛ぶボールといったように分けてみたらどうだろうか。
前回の騒ぎよりもインパクトが弱い。メディアはそれほどニュースバリューがないと思っているようだ。
今回はNPBに非がないと思われているからだが、「NPBは、この程度の組織だから、こういう事件が起こっても仕方がない」という認識も広がっている。信用は失墜している。
ミズノの出方待ちではあるが、「NPBは新体制になって変わった」と世間に印象付けるような対応をしてほしい。社会的正義に基づき、コンプライアンスを順守し、ファンのことを第一に思う対応をしてほしい。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
今のプレー、どう思います? 佐々木信也
好評発売中。アマゾンでも!


クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。 正垣宏倫 本塁打大全!

『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。


広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。


熊崎勝彦コミッショナーが謝罪した。
「お騒がせして誠に申し訳ない、数値は収まっていると思い込んでいた。ボールは生き物なので、保管などが難しい。今後は限りなく品質管理を徹底しなければならない」。
しかし代替球がないため、第三者機関による再検査の結果が出るまでは、現行のボールを使用する方針。
NPBは開幕前にも非公式に検査し、3月19日に得たデータでは規定内に収まっていたが、上限に近い値だったという。
コミッショナーは、いきなり謝罪。熊崎氏は数年前からNPBに関わってはいたが、当事者になるのは初。「えらい役職に就いた」と思ったに違いない。
井原事務局長は発覚した時点で、「記録は通常の試合の扱いとなる」とした。
自分で決めたルールを自分で守ることができない。その状態をしばらく維持するのである。
世間の信用が失墜すると言うことに思い至らないのだろうか。
統一球の在庫は1万ダースある。
なお、今の統一球は熊崎コミッショナーの意向で、コミッショナーのサインは入っていない。
NPBは独占禁止法の抵触を避けるため、来年初めには導入以来初めて統一球の供給メーカーを決めるオープンコンペティションを開催する方針。
すでに大リーグの公認球を製造する米ローリングス社などが名乗りを上げている。
これは統一球の問題が発生する前に決められていた。
ミズノに「違反球」責任があるのなら、コンペの指定業者から外すべきだろう。
■ミズノ
ミズノ側は4/3に田中将大とミズノ ブランド アンバサダー契約を締結したことを報じているが、統一球に関するリリースはない。
■球界の反応
ニッカンスポーツなど各紙が各球団に聞いている
◆楽天星野監督 俺らは感じていた。おかしいな、去年より飛ぶな、と。責任を取ってもらわないと。
◆ヤクルト小川監督 最初から飛ぶと思っていた。異常なぐらい飛んでいましたから。
◆DeNA中畑監督 やっぱり。飛ぶと思った。何で今ごろ。開幕前に確認をして、ちゃんとした数字が出ていないといけない。
◆ロッテ伊東監督 飛んでいると思っていた。逆方向にこれだけ本塁打が出る状況というのは飛びすぎているということ。ただ、同じ条件なので、選手に頑張ってくれと言うしかない。
◆巨人原監督 コミッショナーが出したボールで戦う。全く疑心はない。与えられたボールで戦うことに、何ら変わりはありません。
◆西武伊原監督 飛び過ぎてないでしょ。去年と同じじゃない? 去年は隠していたんだから、検査をすること、発表することはいいことじゃないですか。
◆阪神和田監督 特別飛ぶという感じではなかった。昨年のことがあってからは、元に戻ったというか。
◆日本ハム栗山監督 そのボールでやれと言われたら、命がけでやるしかない。そうやっているつもり。試合は平等なわけだから。
◆中日谷繁兼任監督 ノーコメントです。
◆中日森ヘッドコーチ ナゴヤドームでも飛ぶようになったのかと思っていた。あそこまで飛ぶの? というのが何本かあった。捕手は打球が速く感じているようだし、打ってる打者が一番感じているはず。でもなんでそんなボールをつくらせているのか分からない。
◆ヤクルト真中打撃コーチ 明らかに打高投低な感じがする。どうかなと思う打球がスタンドに入ったりするしね。
◆巨人川口投手総合コーチ 今さら、ですね。逆方向のボールは伸びる。それでやっていくしかない。
◆楽天嶋(選手会長) 開幕してから、捕手として、打ち取った当たりがフェンス際まで行くと感じていた。投手が一生懸命投げ、野手が懸命に打つ球。僕たち野球選手の生活に関わることだという認識を、もう1度、持って欲しいですね。
◆オリックス伊藤 京セラドームのフェア地域の天井に打球が当たったりしていたし、右方向への打球が伸びたり飛ぶと感じていた。
◆ヤクルト・バレンティン 自分では飛ぶ感じはなかったけど、試合を見ていて飛び方に変化があるなと思っていた。
◆日本ハム中田 去年のボールと変わらない印象だった。投手はきついだろうなと思う。(ボールが違えば)攻めるコースも変わってくる。投手はかわいそう。
◆日本ハム大野 難しい深刻な問題。これから選手会でも協議していくことになると思う。(基準が)二転三転することが一番良くないと思う。
◆ソフトバンク内川 (昨年と違いが)まったくないとは言わない。守っていて、そう感じる時もある。
◆広島大瀬良(2試合に先発し、失点は3被弾による5失点)去年を知らないので…。これがプロの打球なんだと思っていました。どんなボールでも抑えられるように努力するだけです。
◆巨人村田(東京ドームで特大弾) そんなに大きな誤差ではないと思う。発表のタイミングについても自分は気にしていない。
選手会は、「困惑している。何が原因かしっかりと調査してもらいたい」
●日本ハムの島田利正球団代表
今回はNPB(日本野球機構)の責任ではない。実はこないだの会議でも『飛び過ぎではないか』という話をみんなでしていた。上限を超えているから直さないと駄目」と早急に修正する必要性を口にした。
●西武の飯田則昭球団専務
「とにかく(結果を)オープンにしようという流れ。いろんなボールが混在していないか、懸念事項はある。対応を考えないといけない」と話した。
島田氏の発言は、自分たちが統一球を製造しているという自覚が全くない。統一球はミズノのボールではない。ミズノに作らせ、NPBの責任で試合に使用しているのだ。
熊崎コミッショナーがなぜ謝罪したのか、理解できていないようだ。
自動車のメーカーが、事故の責任を下請け会社におっかぶせることなど考えられない。製造者責任はNPBにある。
飯田専務にどれだけ認識があるかはわからないが、島田氏よりもまともだ。
■メディアの見解
・ニッカンスポーツ
世間を騒がせた統一球問題の翌年だけに、故意に仕様が変更された可能性は低い。
・スポーツ報知
NPBは、反発係数が規定値を超えていたことを、ナイター6試合が行われた木曜日に急きょ発表した。なぜか。それは昨年の統一球問題が教訓となり、NPBサイドが迅速に対応した結果だといえる。
・サンスポ
NPBの認識の甘さを感じずにはいられない。迅速な対応だったとはいえ、発表が行われたのは試合開催日。また度重なる騒動により、基準値を超える違反球だけでなく、「飛ぶこと」自体が公平でないかのようなイメージを持たれてしまっている。
せめて開幕前に検査結果を共有することができれば、「またか」の思いを抱かれずに済んだはずだ。ボールは選手の野球人生を左右するものだし、最大の商品である試合の品質を保証するものでもある。これを最優先に考えるべきだ。(NPB担当・上野亮治)
・日刊ゲンダイ
当面使用継続の「飛びすぎ統一球」で得するのは巨人だけ
・東スポ
宇野勝氏(基準内で)球場ごとに反発係数を変えるというのもありだと思う。器が狭く、ホームランが出やすい東京ドームや横浜スタジアムはある程度飛ばないボール。逆に広いナゴヤドームや甲子園は少し飛ぶボールといったように分けてみたらどうだろうか。
前回の騒ぎよりもインパクトが弱い。メディアはそれほどニュースバリューがないと思っているようだ。
今回はNPBに非がないと思われているからだが、「NPBは、この程度の組織だから、こういう事件が起こっても仕方がない」という認識も広がっている。信用は失墜している。
ミズノの出方待ちではあるが、「NPBは新体制になって変わった」と世間に印象付けるような対応をしてほしい。社会的正義に基づき、コンプライアンスを順守し、ファンのことを第一に思う対応をしてほしい。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
今のプレー、どう思います? 佐々木信也
好評発売中。アマゾンでも!
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。 正垣宏倫 本塁打大全!

『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。
広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。
コメント
コメント一覧
名医のいる病院に入院してみたらいかがでしょうか。
7ヶ月くらい。
さすがに、今回に関してはNPBは仕方のない部分があったことを前提にすべきかと。
なんでもかんでもNPBが悪いという論調はどうかと思いますね。
公平に議論するなら島田氏の発言も上げるべきかと。
しかも立場的にも島田氏の発言は無視できないと思います。
この問題を議論する場合、広尾さんの意図を全面にだすより、状況を的確にすべてをさらけ出して問題を考えることが重要です。
そうしないとまた変な方向に向く。
島田球団代表の意見は、当事者だという自覚が全くありません。NPBが自分たちの責任でボールを生産していると言う自覚が全くない。こういう人がいるから駄目なんですよ。
この人たちの意見も追加して載せます。誰がどれだけおかしいことを言っているか。
変な方向になんか行ったことはないですよ。おかしなご意見はたくさんもらったけど。
あなたはご意見下さらなくても、よろしいんじゃないですか。予想がつくし。私は全く評価しませんから。
広尾さんのご意見はわかりましたが、これだけ多方面で報道されているのに、ミズノが何のコメントも出さないのは異常ですね。
すぐに原因がわかるはずがないことはマトモな人間なら理解しているというのに、「現在、調査中」の一言すらないというのは、やはり誠意に欠けているとしか思えません。
ミズノサイドが葛藤を抱えている可能性はあります。この数値から見て、作為が無かったとはふつう思えないです。
分けて考えて見ると
1)作為が無かった場合・・・ミズノの技術力に問題あり。よってミズノは統一球から退場すべき。
2)作為があった場合・・・前年に引き続き、特定の個人(もしくは団体)の思惑によってボールを簡単に変えてしまう企業であるということが判明。もはやミズノのコンプライアンスには期待できない。よって統一球からの退場だけでなく、プロ野球界からも一定期間退場すべき。
と思っていますがいかがでしょうか?
統一球については、現在の1万ダースの在庫は全部使うというのではなく、代替球を別メーカーに調達を依頼し、必要な数が揃い次第在庫と入れ替えるというのが正しい方法だと思います。
その際、必要となる費用は全額ミズノが負担すべきでしょう。
野球界全体がミズノに甘すぎです。NPBに責任があるとしたら、その点でしょう。
NPBとしては、オープン戦の時にチェックして大丈夫だったものが、開幕戦第2戦目のボールでチェックしたら違反になってたとあってはやりようがありません。前回はNPBがこっそり指示した形だったのでミズノの懲戒をすることができなかったのだと思いますが、今回はきっちりしたほうがいいと思います。
しかし、なんでミズノはこんなことをしたんでしょうか?今年からチェックするのだから、ばれるのはわかっていたでしょうに。
出荷時にチェックしていない点も含めてナゾだらけです。
ミズノはバットやグローブなど日本の野球用品のトップメーカーであり、そういう産業の頂点に立っています。
彼らが能力がないとは考えにくい。
ただ、ボールを一括受注するにあたって、NPBがわとややこしい契約を結んだのではないかと考えられます。
実際のところ、高校野球などでは選手を獲得した球団は、金銭の代わりにバットやボールを学校に「寄付」し、これを後でメーカーが高額で「買い取る」ことで、間接的に裏金を支払うシステムができています。
そういう片棒を担いできたわけです。健全なメーカーとしての顔とは別の部分があってもおかしくないとは思います。
ただ、今回の事件は、野球界の信用を損ないかねないような不祥事です。メーカーとして、しっかりした対応をするはずだと思います。
NPBと違い営利企業ですので。
ダイスケや井川だってそんな中で結果を出してきた。
言い訳なんて誰もしませんでしたよ。
今年の菅野のように打たせない投球をすればいいだけ。
条件はみんな同じなんだから。
与えられたボールでやるという原さんの意見が一番まともだと思いますね。
PL保険のチェック(適用orNOT)中では?
こんな瑣末なこと、「事件」だ「不祥事」だと騒ぐようなことではない。
ましてや誰かに責任を問うようなものでもない。
飛ぼうがと飛ぶまいが条件は皆同じ、これが重要。
同じことがMLBで起こっても「それがどうしたの?」となるでしょうね。
原監督のコメントが全てでしょう。
契約、ルールそれからアグリーメントなんかは何のためにあるのでしょう(全部約束)。侍が指きりげんまんしたのだから針×本は最低限飲んでもらわないと。
ピッチャーライナーのスピードが上がってしまい、投手の頭蓋骨を直撃しマウンドで倒れ、犠牲者が出ないと日本の製造メーカーは動かないのでしょうか?(極端ですが)
選手の記録はボールによって大きく変わります。
年俸は相対評価ではなく、絶対評価ですから、飛ぶボールで投手の成績が下がったら年俸は下がります。生活が懸かっている選手が異議申し立てをするのは当たり前だと思いますが。
投打のバランスが変われば、野球が変わってしまいます。
原さんみたいな人ばかりならNPBはやりたい放題になるでしょう。
投打のバランスが変わるのは問題ないんでしょうか?投手は確実に成績が下がりますよ。
あと、昨年からの経緯で、結局のところ「係数は規定の幅に収まっていればいい」ということになったのでは?今回、規定外の値が出たことは責められるべきですが、係数の平均値が昨年よりも上がった(=飛ぶようになった)こと自体は、ゲームバランス的には問題かもしれませんが、「コンプラ的」には問題にはできないのではないでしょうか。もし、その点を「コンプラ的」にも問題だと言いたいのであれば、係数を幅だけではなく「目標平均値」でも管理すべきでしょう。
アグリーメントには「公式使用球の反発係数を0.4034から0.4234までの間」にすると書いてあり、そのために、公式球を抜き打ちで測定し、その平均値をコミッショナーに報告すると定められています。つまり平均値を出して、それを判断の基準にすることも定められています。
http://livedoor.blogcms.jp/blog/baseballstats/comment/unread
この反発係数に反するボールが使われているのはアグリーメント違反であり、法令順守という意味で、コンプライアンス違反です。
前の反発係数の規定の範囲に収まっているからOKというのなら、なぜアグリーメントを変えたのでしょう。
全く同感。スポーツの根幹を揺るがす事態です。
言葉足らずだったようですみません。私ももとより、
係数の上限の0.4234を超えたのは責められるべき
と書いています。「前の」反発係数の範囲に収まっているからOKという意味で書いたのではありません。
昨年の係数がだいたい0.41台で、今年が0.42台だとします。現に3月の検査では「上限に近いけど範囲内」だったわけですよね。この変更自体は、範囲に収まる限りにおいては、現状のアグリーメントでは「何ら問題ない」ということですよね、というのが趣旨です。ところが、一部の論調では「昨年より飛ぶようになったこと自体が問題」というふうになっているので、そこは分けて論じた方がいいのではないか。もしも、昨年の0.41台を0.42台に変えたこと自体も「コンプラ的に」問題だと言いたいのなら、アグリーメントをたとえば「反発係数は0.4150を目標値とする。ただし、誤差として上下0.01は認める」とすればいいのでは、という意味で書きました。
誤差の範囲を設定していたとしても、違反ですよ。
測定した500個のボールの平均値が許容範囲を超えていたわけですから。
それから反発係数は、もともと「誤差の範囲」として設定されていますから、そこにさらに許容範囲を設けるのはナンセンスです。
これからしばらく違反球を使い続けるみたいです。生活への直接的な影響は勿論ですが、選手達はどういう気持ちでプレーさせられるのか。野球ファンとしても記録の信憑性ばかりでなく、野球そのものへの興味が薄れてしまいそうです。
私の意見のどこに反論されているのかよくわからなくなってきましたが、今回の検査結果は「違反じゃない」と言っているわけではありませんよ。
あと、アグリーメントが「下限から上限」という発想になっているのは、製造誤差の問題ではないと思います。製造者を縛るというよりは、使用する球団が独自に飛ばない(飛びすぎる)ボールを用意しないようにするのが(もともとの)目的でしょう。ところが一社納入体制になって、そんな恐れは実質無くなったわけです。NPB対ミズノの契約という意味では、昨年の経緯で明らかになったように、具体的な目標値が明記されていてその上下というイメージだと思いますし、それを素直にアグリーメントの文言上にも反映させておけばよかったのにと思いました
そして、どの記録にどれだけの価値を見出すか(打点王の価値など)や、今回の統一球騒ぎに関係するのか、傑出度などと呼ばれる年度ごとの相対評価もありますね。
しかし、一つだけ絶対的な記録があると思うのです。それはチームの勝敗です。価値のない勝ちや価値のある負けなどありません。それはチームが目指す唯一の目標であって、その前には個人記録は刺身のつまでしかない。
例えば、ある試合で、ホームチームだけが飛ぶボールを使った、またはある特定の選手や場面でそれにとって有利なボールが使われた、これはイカサマに等しく、その結果への疑義も当然に生まれるわけですが、先日からの統一球騒ぎはそうではありません。
原監督が仰っているのは、こういうことだと思います。
上記のことから、スポーツの根幹を揺るがすほどの事態だとは思えません。
用具の仕様がころころ変わると言うのは、少なくとも現代のスポーツでは根幹を揺るがす事態だと思います。
それが正に統一的に運用されていれば構わないのではないですか?
ルールブックやアグリーメントに明記されて、選手や周囲が周知の上で改定されるなら何の問題もありません。
しかし、秘密裡に恣意的に変更されたり、メーカーの製造ミスで違反になった用具を、看過するわけにはいかないでしょう。
それは、そのスポーツ組織が「管理ができていない状態」であることを意味します。
そういう状態では統一的に使用されているかどうかも担保されていません。
スポーツはそういう厳格さがなくなれば、ただの興行になり、ファンや社会の信頼を失います。
数字を発表し改善を計っているわけですから、信用は十分に担保されると思いますが。
断じて許せません!
だいたい開幕から今日に至るまで、優秀な巨人軍のピッチャーがあんなにたくさん点を取られるわけがないんです!
やっぱりこういう不正があったのですね!
納得です!
今からでも遅くないから、今日まで巨人が取られた点数を全部チャラにして自責点をゼロにすべきです!
読売ジャイアンツのやることはすべて正しいのですから、そのくらいの処置は当然です!
コミッショナーは原監督と渡辺オーナーに土下座して謝るべきです!
知らないうちに品質が変わったボールを試合に使っているじゃないですか。信用は失墜しています。だからコミッショナーは謝罪したわけです。
申し訳ないけど、あまりにもプリミティブなテーマなので、これくらいにします。
まあまあ、江尻良文さん、冷静に。
野球ほど様々な記録を取れるスポーツって他にないんですよ。野球に記録がなくて勝ち負けだけのスポーツだったら、ここまで夢中になるスポーツにならないんじゃないかなぁ。
考えは人それぞれだけど、私は記録は野球の面白さにとって絶対重要な要素だと思ってます。だこらこそ今回のNPBの不祥事を簡単に考えることはできないですね。
実質的な責任は下請けに丸投げするのが日本の仕組みです
根本を誤解しています
では、その自動車が故障した場合、下請けが補償するのでしょうか?下請けがリコールしますか?
メーカーの責任者が「下請けのせいだから責任はない」といいますか?
責任の丸投げはできないでしょう。
誤解はされてないかもしれないけど、知識不足だと思いますが。
自分の意見を押し通したいがために、ああ言えばこう言う的な発言をするのはいかがなものかと思いますよ。
私は野球の記録がつまらないものだとは言っていません。むしろ大好きです。数字は、実際にプレーを見るよりもむしろ雄弁に、その選手の個性を語るものだと思っています。
ただし、それはチームの勝利のためにあるということが大前提だということです。
NPBが秘密裡かつ意図的ににボールを改変した可能性はないでしょう。
こういう発表の仕方をしたのですから。そのように書いたつもりですが。
でも関係者が独断で何か指示をした可能性はある。しかし、それはまだ推測の域です。
ただ、結果的にボールがアグリーメント違反になっていたことは、プロ野球という競技の信頼性を大きく損なわせました。
意図的でないにせよ、メーカーのミスにせよ、その最終責任はNPBにあります。重責です。
NPBは試合環境や用具について、既定内の正しいものを提供する責任と義務があるのですから。
それについて、ブログで2回にわたって書きました。
その文章がご理解いただけない、議論の大前提がわからないのなら、それ以上の議論は意味がないと申し上げているわけです。
記録云々のお話は無関係だと思います。ご自身でお楽しみになればよろしいでしょう。
でコミッショナーの初動からして、
「保管に失敗しちゃった、てへっ…。」
で終わりな気がします。
そのルール違反があったのならこれまでの試合はプロ野球のようなものと言えますね
極論を言うとまがい物
失望しますね…
おっしゃる通りです。
難しいなら範囲を広げれば良かったのだろうし、妥当な範囲なのであれば、それを製造できないミズノに請け負う資格はないでしょう。
もういっそ、MLBのボールを使ってしまえば、ボールの違い云々の話もなくなるし、良いのではないかとすら思います。
極端な話ですが、「違反しているか否か」の2択で考えれば、「今年のボールには、一部ラグビーボールが混じっていました」というのと一緒ではないでしょうか。
選手が気にしないのは自由ですが、機構はもうちょっと真面目に考えてほしいです。選手が気の毒です。
まさに無責任だと思います。
では違うチームでお話ししましょうか。
内川、糸井などはどんなボールになろうがほとんど安定した成績を残して対応しています。
どんなボールであれ皆同じ条件です。
投手の給料が下がってもそれは仕方ない事です。
全員が打たれてるならわかりますが前年以上に良い成績の投手もいますよ?
先程も書きましたが海を渡ったダイスケたちもそんな中でも結果を出し続けてきたからこそ今メジャーで戦える投球を身につけたんだと確信しています。
工夫や対応できてこそ本物のプロだと思います。
できなかった人は努力が足りないか本物ではなかったというシンプルな答えでいいじゃないですか。
僕はこのままのボールで問題ないと思いますよ。
視点が全然違う。
個々の選手がどんな状況でも努力するのは当たり前のことです。
でも、公式戦の用具や試合環境が、ころころ変わるのは、試合の公平性や連続性を考えても問題があります。
野球は「ルール」によって運営されているわけですから、規格外のボールが使われている状況を看過することはできません。
それをおかしいと思わず「プレーするのみ」というのは、責任ある立場の人の発言とは思えません。
私は野球がまともなスポーツであってほしいし、社会から信頼される存在であってほしいと思うからそういうわけです。
「そんなの関係ない、選手がいいって言っているのだからいいんだ」というのもお立場ですから否定しませんが、私は違う見方です。
内川や糸井はどんなボールでも安定した成績を残している、と言われますが、だから他の選手も見倣って、文句を言わずに黙って野球をすべきだと言うのは、暴論です。
選手はステークホルダーの一員として、試合環境の恣意的な変化に声を上げていく権利があります。当たり前のことです。
日本プロ野球機構はこのスポーツにおけるルール(様々な形があります)の制定者であり、自ら定めたルールを自ら守れない体たらくは弁解の余地はありません。しかも、代替球がないから在庫がなくなるまでこれを使いますなどとは、危機管理のイロハも理解していない。昨年あれだけの不祥事を起こしておきながら、規定外のボールが提供された場合を全く想定していなかったとはお粗末極まりない。
ミズノ社との契約内容も含めて、徹底的に検証することが必要です。さもなくば、もはやNPBの定めるルールなど誰にも顧みられなくなる(平たく言えば、ますますナメられる)ことは間違いありません。
いくら基準値内だからといって、この上限ギリギリの平均値でNPBがOKを出したとすれば、何考えてんだという感じがします。アグリーメントでは、全球が基準値内でなくても、平均値が基準値内であればOKという規定なんでしょうか。
あとやっぱり、関係者の発言は、「飛ぶボール」が問題なのか「違反球」が問題なのか、ごっちゃになり過ぎている感じがします。オープン戦段階から、月に一度とか、測定値を発表していればよかったのに(発表できない事情があったのかな…)。
皆さんのご意見を読んでいると、NPBのお偉いさんだけでなく、なべて日本人はコンプライアンスの意識が希薄なのだなと思ってしまいます。
言うまでもなく、飛ぶ飛ばないが問題なのではなく、アグリーメント違反が問題です。
これを看過すれば、まともなスポーツではなくなってしまいます。
結局のところ、違和感を覚えるのは断罪派のみなさんの言葉の軽さなんですね。もしくは表現における量刑不当といいますか。
事前に検品をしてチェックはしたが、実際に使用してみると不良品があった。確たる理由はわからない。しかしいち早く発表して原因を調査して改善方法を検討する。
これが今回の流れですよね。
どんな厳しい社会に住んでらっしゃるのかは知りませんが、悪意でもなく故意でもない、過失と呼べるかもわからない、しかし発表謝罪して改善を探るということで、「信用が失墜」したり「お粗末極まりない」などと面と向かって言う場合には人間関係が絶交してしまうような言葉で罵られるような息苦しい社会には住みたくないなあと私は思うわけです。
ああ、それと、今回の件について法令遵守だ!コンプライアンスだ!と、子供が新しく覚えた言葉を使うように発言するのは、およしになった方がいいと思いますよ。
本当はしっかりした方だとは思いますが、コメントを読む限りではずいぶんルーズで、ものごとの判断に情実を交えるいい加減な方のように思えますね。一緒に仕事はしたくないな。
過失であっても、悪意であっても、故意であっても、厳密であるべき公式戦の使用球のスペックが改変されていたことは、この時点で疑問の余地なくNPBに責任があります。
だから、調査の前に熊崎コミッショナーが謝罪したわけでしょ。
NPBの根幹を揺るがしかねないような事件が起こっている。そのことに手心を加えるべき材料は何もないでしょう。
今回に関しては、統一球のスペックの変更は行われておりません。基準つまりスペックから外れたボールが使用されたことが判明したのです。その原因を調査し是正しようとする行為は、スペックひいてはルールをできるだけ守ろうとする行為であり、あなたが好きなコンプライアンスを守るということだと、おわかりにならないですか?
プロライター30年余の私ですが、「やはり現実を言葉に落とし込むのが不得手」という言葉は甘受しましょう。
そこまでご指摘されるくらいだから、相当の書き手だとお見受けしますが、私の能力不足のせいか、あなたの文章からは説得力は全く感じられません。
結果として不正なボールが出てきたことはとがめられないのでしょうか。NPBの管理責任はないのでしょうか。
そしてその不正なボールを今後も使い続けるとした決定は、あなたは、コンプライアンス上の問題があるとは思われないのでしょうか。
調査をするのは責任ある期間として当たり前ではないですか。
そう思うのですが、そうでない方もおられるようです。
色々、コメントが並んでおりますが、一言で言ってしまえば、責任というものはあくまで結果に対してとるべきものであるということ、これがプロ野球に限らず、一般社会の常識ではないのでしょうか。
その過程がどうなのかは、実はほとんど関係がない。そういう原則を蔑ろにしているかたがおられるのは理解できません。
このことはコメント欄の方々に発せられていますが、プロ球界自体に向けるべきではないでしょうか。
私は自分の仕事柄、金融庁の検査を受ける側、他の業務部門を監査する側に立ったことがありますが、NPB自体があいまいな存在です。文科省の検査があるわけでもなく、会計監査院の検査を受けることもありません。
談合を繰り返す業界に似ているなと感じる次第。
そういえばどこかのキャリア30年余のライターさんは、以前にNHKの番組を見たいように見て危うくでっち上げに近い筆の滑りをやらかしたことがありましたね。そういう方にも納得してもらえる文章を書くことができないのは、私の不徳の致すところです。
その他に関してはすでに書いているので、どこか探して読んでみてください。
最低の人間性ですね。人を陥れる気ですか。私は、逃げも隠れもしませんよ。
真面目に付きあったのは時間の無駄でした。
今、恥をかいているのはあなたご自身ですよ。匿名でも傷ついていますよ。
結局、ミズノ社をどこまで信用するかですよ。
我々も含めてミズノ社を信頼しているから成り立っていると思います。
日本製品は、品質の日本だと言われます。ミズノ社も例外ではないでしょう。MLBのボールとかミスノより品質はいい加減だと言われています。
MLBでは地域によって気候差が激しく品質管理は大変です。だから球場によってボールの飛び方が違ってきます。
でも向こうでは、こういうモノだという認識でやっているから成立しているんですよ。
つまり、我々がミズノ社をどこまで信頼できるかで成り立っている部分はあるわけです。
この辺、日本人の方がアメリカ人よりよくわかるはずです。
じゃ品質の悪いメジャー球を輸入、使用して、さらにボールの飛び方がめちゃくちゃになったら
今度はメジャー球を批判するのですか?そしてそれを認可したNPBを批判するのですか?
ミズノ社は日本に合ったボールを作っていると思います。こう思えるのは長年の、信用、信頼関係があってのことです。
メジャー球というブランドが信用、信頼できるならどんな粗悪品でも問題ないんでしょうか?
もう何を問題にしているのか分からなくなってきていますよ。
あと、広尾さんはこの発言をスルーしていいですよ。
どうせ揚げ足とりしかできないし。
勘違いされているようですが、このサイトは私のサイトです。勝手にクダ巻いているのはどちらでしょう。
ここでコメントがしたいのなら、それなりのマナーがあるでしょう。
今回の件で問題なのはルールに定めたものとは違うボールが使われていたということでしょう。おかげで「小笠原の復活」や「村田の特大弾」といった選手の活躍も少し冷めた目で見てしまう。そういったファンも少なからずいるようです。
野球というのは本拠地によってホームランが出やすかったり出にくかったりと大雑把な部分もあるけど。守るべきことは守らないと。極端な例えですが「今日は暑いから2アウトでチェンジで」みたいなことがあっていいわけがない。
去年の今年でなんでこんなことが起こったのか、NPBにはしっかり説明してもらいたいものです。
最初に申し上げますが、私は、MLBのボールが優れているとも、MLBブランドが信用できるとも申しておりませんし、考えてもいません。
日本のボールと比較し、MLBのボールが(言葉を選ばずに言えば)雑であるというのは聞いたことがあります。私も、ボールの品質自体は日本製の方が優れていると思いたいです。
KGさんがどのように捉えているかはわかりませんが、私は、今回の問題は、ボールの質云々であるとは考えていません。
現在のボールが、NPBが定めた規格から外れているということだと考えます。
前の私のコメントの中でも若干触れていますように、仮に、係数をこの範囲内に収めるのが技術的に難しいのであれば、NPBは可能である範囲をそもそも設定するべきだったと思います。
もし技術的に可能な設定なのであれば、それを守らなければいけないでしょうし、外れれば批判されても仕方ないのではないでしょうか。
それは、輸入球でも国産球でも同じです。
選手等の関係者は、基準が示されれば、それが守られているものと思うでしょう。それも信頼です。
前回の騒動から今回の件まで、その信頼が揺らぐ事態になっていると思います。
自分は仕事柄今回の件は他人事ではありません。
ミズノでの製造、検品、NPBでの検収、管理、どこの工程に原因があるのか、そして調査の結果を見てミズノやNPBがどのように対応するのか、興味があります。
コメントは内容いかんにかかわらず当サイトの宝物であります。
> このことはコメント欄の方々に発せられていますが、プロ球界自体に向けるべきではないでしょうか。
仰る通りだと思います。そして同時に、コメント欄の皆様の発言の有り様に示唆されているような、ファンの間におけるルール意識の欠如がNPB運営サイドの体たらくに繋がってるのではないかとも感じます。
毎度お疲れ様ですw
今回の件、許容派の方の考え方に興味があり拝読していますが、論点がちょっとズレていて残念ですね。
調査結果が出ればもう少し噛み合った議論ができるのでしょうか。
NPB対ミズノの契約が今どうなっているかについては、現時点では情報は出てきていないと思います
分かっているのは、
「ミズノは昨年から仕様を変えていないと言っている」
「NPBは今年初めにアグリーメントの範囲を昨年までの下限値を中心として上下0.01という値に変えた」
「2013年より前の“飛ばない球”のとき、NPBとミズノとは昨年までの下限値を目標に上限0.01という契約で球を作っていた」
「2013年になって、当時の事務局長がミズノに指示し、2013年までよりも少し飛ぶようにした」
くらいです。もし漏れがあるならご指摘ください
あとはここから状況を推測して、
1.ミズノとNPBは今年も昨年までの下限値を中心に0.01上下という契約で作っているが、ミスした
2.ミズノとNPBとの間では、昨年、少し飛ぶように昨年までの下限値よりやや高い係数を狙った契約が生きていて、今年初めのアグリーメント改正がむしろ実態にそぐわないものであるのだが、どういう理由か見切り発車した
3.ミズノはきちんと作っており、上限を超えたのはNPB側の保管状態が原因
の3通りが考えられるということかと思います(もちろん、厳密にわければ他にも出てくるかもしれません)
このうち、明らかにミズノに非があると言えるのは、1の場合のみでしょう。KGさんがどういう意図かは私はわかりませんが、「ミズノを信頼する」かどうかで見方が分かれるとは言えると思います。
「どうしてこんなことに思いが至らないか」、お分かりいただけましたでしょうか
そもそもミズノの製造責任はどこまで発生するものでしょうか?
NPBが行う抜き打ち検査のその瞬間までなのか、納入した時点までなのか?
どういった契約が交わされているかは分かりませんが数値設定がシビアな割にはその他の外因要素に対しては曖昧な対応しか敷かれていない。
もしミズノが「最終出荷検査では正常値だった、納入後の数値変化については分かりかねる」とでも発表したらどうなるのだろう…。
NPBは反発数値という制御不能の魔物に手を出して大義や目的の見えない改変を繰り返した末に自ら墓穴を掘っている様ですね。
>数値超過の可能性のある球で興行継続する事は論外
ここなのですが、実はアグリーメントの原文も公にはなっていないと思います。(あるのかな?)
分かっているのは、アグリーメントに記載されている反発係数の上限・下限値だけで、
「もし超えていたらどうするか」「超えないようにどんな手続きをするか」
については、明記されているのかもしれないし、されていないのかもしれないし、情報はないんですよね
とはいってもこれまで現実に運用されていた方法があるわけで、その運用方法は少なくとも関係当事者(事務局の内輪だけというわけではなく、12球団の事務方レベルでは)の合意は取れていたと思います。
とすると、批判に値するのは「守らせるための手立てが不十分だったこと」になると思います(制度の不備)
1人は勤め人で、岐阜県のネカフェから書いたことがあり、顔写真、個人名も特定しています。対応策もとっていますが、詳細は書けません。
もう1人も務め人でしたが、すでに謝罪をしています。
驚かれたかもしれませんが、そういうコメントを毎日のように排除しています。
ネット社会には、こういう奇怪な人間もいると言うことです。
>>アグリーメントに記載されている反発係数の上限・下限値だけで、
「もし超えていたらどうするか」
その場合はその道具は興行から直ちに排除するべきなのでは?
(内川の改変グリップ)
(中村剛也の太バット)
はアグリーメントに則り排除されています。
>>とはいってもこれまで現実に運用~の合意は取れていたと思います。
その運用方法、合意に整合性が無く失敗したからこそ前コミッショナーのクビが飛んだのでは?
なし崩し的に興行継続する事が運用に成功しているとはいえないと思います。
「数値超過」を発表した事は評価出来ますが(代替品が無い)という理由で興行継続するとは信じられません。
NPBがまず第一に考える事はミズノとの契約ではなく、ルール通りの興行運営を優先するべきです。