中四日。昨日の黒田は制球が良くなかったが、良くないなりにまとめ上げた。そして味方の援護で勝ち星が転がり込んだ。
Kuroda20140412


捕手はマッキャン。初回、入り球はシンカー。低めに決まったが力強さが無かった。ここから3球シンカーを投げたがボール。一ゴロ。
しかし2番に入ったナヴァには詰まりながらも中前に運ばれる。オルティーズは目の覚めるような右前打。制球が良くない。
しかし後続を断って事なきを得る。

裏に味方が2点を入れてくれる。珍しい。

しかし2回、黒田はボガーツにバットを折りながら安打を打たれ、ピアジンスキーに一発を浴びる。初球、マッキャンは外側に構えていたが、中に入ってきた。低めではあったが、甘いコース。黒田は点を取ってくれた直後に失点することが多い。
この後は三人で退ける。

立ち上がりが悪いのも黒田の特色の一つだ。しかし3回は制球が安定し、三者凡退。

4回はまたピアジンスキーに安打を打たれ、ヘレーラも歩かせるが、失点せず。まだ制球が心もとない。

しかしこの回にも2点が入る。

5回、先頭のペドロイアに中越えの二塁打を打たれるが、後続を断つ。塁に走者を出しても抑えることができる。修正能力が高い。

6回、1死から右翼を守るソリアーノがボガーツの半ライナーをグラブに当てる失策。素人みたいだ。この選手の外野守備はもう限界。昔は二塁手だったとは思えない。
ここでピアジンスキー、黒田はシンカーを多投。最後は外側に逃げるシンカーを振らせて退けた。これが黒田には最大の山場。制球は悪いが、151km/hの球速が出たということは、ギアチェンジができたのだ。これも久々。

裏にさらに追加の2点。点差は4点になる。

7回、しかし最後まで四球が安定せず、二人を歩かせたところで交代。この走者が好走塁もあって生還したために黒田にはさらに2点の自責点が付いた。

黒田が6点の援護をもらったのは、昨年の6月19日、ドジャース戦以来。

CCサバシアが、19回を投げて自責点。ヤンキースの投手陣は、黒田と田中という2人の日本人の肩にかかっている。
幸運を足掛かりに、良い仕事をしてほしい。


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