この日、惨敗すればローテを外れるかもしれない。それは「引退」につながる。そんな黒田の思いが伝わるような登板だった。
シアトル・マリナーズ戦

Kuroda20140501


深刻なのは、命の綱ともいえるシンカー(2シーム)が「普通の球」になっていることだ。
右打者の内角をえぐる球が、相手をのけぞらせない。ロメロの中前打のあと、カノはいとも簡単に右越え二塁打。各打者はボールが見えている。

2回も安打を打たれたが、アクリーが二塁で刺される。

3回、打ち取ったはずの遊ゴロをジーターが失策。ヤンキースのロートルぶりを象徴している。しかしこの失策が結果的にQSにつながった。
ソーンダースが安打、1死後、カノはまたいとも簡単に遊ゴロを打ち走者を返す。

4回にはシーガーの安打、1死後アクリーが歩くがズニーノは三振。必死に踏みとどまろうとするが、ミラー、ソーンダースが連続タイムリー。ミラーの当たりは良くなかったのだが。

このままつぶれるかと思えたが、5回、6回は三者凡退。
シアトル打線は、タンパベイやオークランドと違って、畳み掛けて攻めては来ない。
相手チームのダメさ加減に助けられて何とか6回まで投げた。

勝敗よりもQSをかろうじて保ったことを喜ぶべきだろう。
後半にはシンカーも90Mphを超えた。
ヤンキースの苦しい台所事情の中、黒田は十分な休養を取ることなくまた登板機会が巡ってくる。
投げながら調子を上げていく必要がある。毎日野球人生をかけているのではないか。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!


プロ野球解説は漫才?

好評発売中。アマゾンでも!





クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。 Sジョンソン本塁打大全

Classic Stats



『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。






広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。