ERA3.70で0勝5敗の内海哲也の上を行く「不運なエース」がMLBにいる。シカゴ・カブスの右腕ジェフ・サマージャだ。
29歳のサマージャは2006年カブスの5順目。MLBは2008年以来7シーズン目。
ここまで29勝39敗。弱いチームの投手としてはまずまずの成績だったが、今季は10回先発して一度も勝っていない。戦績。グレー地はQS

4月29日のレッズ戦と5/16のブリュワーズ戦を除いて、サマージャはQSをマークしている。
それどころか3点以上奪われた試合は1つしかない。
7回を投げて投球数が113という試合が3つあるなど、あまり効率的な投球とは言えないが、内容的には文句のつけようがない。
ERA1.46はナリーグ規定投球回数以上57人のトップ。MLB全体でも1位だ。
2位以下の投手の中にはそろそろ7勝目を上げようとする投手もいる中で、0勝は際立っている(ERA3.45で31位のピッツバーグ・パイレーツ モートンも0勝6敗だが)。
※モートン、今日初勝利。
その主因は内海同様、味方の援護の少なさだ。
ERA1.46に対してRSAは1.85。
辛うじて上回っているが、それは4/23に援護点5という試合があったからだ。
この試合、アリゾナ・ダイアモンドバックスに対しサマージャは5-2と勝ち越して8回途中でマウンドを降りたが、その後救援投手が打ち込まれて白星が飛んでしまったのだ。
それを除けば、RSAは1.33だ。
勝ち星がないままローテを守り続けた例としては、2012年フィラデルフィア・フィリーズのクリフ・リーが記憶に新しい。
この年のリーは7月4日に初白星を挙げるまで13試合先発して0勝5敗。
味方の援護が無かったこともあるが、クリフ・リー自身もERA4.13と良くはなかった。
サマージャのように「内容抜群、成績最低」というのは珍しい。
内海哲也もそうだが、勝敗は「運」による部分が大きい。いずれは勝ち星が廻ってくるはずだ。
ただサマージャの本当の実力を示すとされるFIPは2.96。この数字も悪くはないが、ERAよりもかなり大きい。今後、ERAは下降線をたどると思われる。
2012年のリーは最終的には6勝9敗だった。サマージャも5~6勝はできるのではないか。

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ERA1.46はナリーグ規定投球回数以上57人のトップ。MLB全体でも1位だ。
2位以下の投手の中にはそろそろ7勝目を上げようとする投手もいる中で、0勝は際立っている(ERA3.45で31位のピッツバーグ・パイレーツ モートンも0勝6敗だが)。
※モートン、今日初勝利。
その主因は内海同様、味方の援護の少なさだ。
ERA1.46に対してRSAは1.85。
辛うじて上回っているが、それは4/23に援護点5という試合があったからだ。
この試合、アリゾナ・ダイアモンドバックスに対しサマージャは5-2と勝ち越して8回途中でマウンドを降りたが、その後救援投手が打ち込まれて白星が飛んでしまったのだ。
それを除けば、RSAは1.33だ。
勝ち星がないままローテを守り続けた例としては、2012年フィラデルフィア・フィリーズのクリフ・リーが記憶に新しい。
この年のリーは7月4日に初白星を挙げるまで13試合先発して0勝5敗。
味方の援護が無かったこともあるが、クリフ・リー自身もERA4.13と良くはなかった。
サマージャのように「内容抜群、成績最低」というのは珍しい。
内海哲也もそうだが、勝敗は「運」による部分が大きい。いずれは勝ち星が廻ってくるはずだ。
ただサマージャの本当の実力を示すとされるFIPは2.96。この数字も悪くはないが、ERAよりもかなり大きい。今後、ERAは下降線をたどると思われる。
2012年のリーは最終的には6勝9敗だった。サマージャも5~6勝はできるのではないか。

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コメント
コメント一覧
但し、MLBですが。
MLBのNPBより進んでいる点のひとつ。
私もちょっと思い出しました。
負けが勝ちより多かったケースは無さそうですね。
今年それを見てみたい気がしますが、
いくら防御率や奪三振数が良くても勝ち星が極端に少なく、
チームに勝利をもたらせない投手を
「最も活躍した投手」として表彰するのは難しいですかね。
5勝9敗、投球回数234回、防御率1.87、奪三振数219
とか面白そうです。
どちらが優れた投手かと質問すると前者を選ぶ人の方がきっと多いです
防御率やWHIPなんて高いのと低いのどちらが良いのか解らない数値より
勝敗といった指標の方が耳にスッと入ってくるんでしょうね
昨年田中投手が作った記録も相まって今じゃ余計に
そういう方はあまり来ないサイトなんで、ここでそんな話しても意味ないですよ。
初心者はどんな分野にもいます。
それから「馬鹿」はだめです。
シーズンの目標に勝数を挙げる投手が滅多にいなくなったのもその結果の一つかと
もっとも、勝利を敗戦より数多く積み上げて貯金を作る投手は、それはそれで多いに評価するべきでしょうけどね
まあ現代の選手に名球会入りを熱望する人が多く居るとは思えないし、会の権威についても様々な意見があります。ただ、勝利やセーブだけではなく、投手の業績を多面的に表彰できる方法を、模索していく必要はあるように感じます(以前僕は「投球回での表彰」を提案しました)。
カネヤンの名誉のために言っておくと、彼は400勝などなくても偉大な投手です。
通算奪三振4,490は、NPBでダントツであるのは言うまでもありませんが、MLB投手と比べても、ノーラン・ライアン(5,714)、ランディ・ジョンソン(4,875)、ロジャー・クレメンス(4,672)に次ぐ「世界4位」です。これは誇れる記録じゃないでしょうか。
金田 23登板 4勝9敗 防2.50 最優秀防御率
具 22登板 5勝7敗 防2.52
この年のオリックスは異常な貧打に苦しみ
この両先発にありえない勝敗が付いてしまいました
>OnO様
自分は、サイ・ヤング賞を受賞した年のヘルナンデスですね。
>duples様
その意味で、クサさんが「ワシはカネやんより上や」というのも一定の根拠はあるでしょうね。
結局は、投手の役割分担が定まった時代の差ですが。
四球数の少なさ、敗戦数の少なさ、金田より15年も後の時代なのに完投数で伍していること、勝率はほぼ同じである事、など鈴木啓示の記録の密度は、金田に匹敵する部分が多々ありますね。
選手間の力量差は時代が下るほど少なくなっていたと考えられ、1950年代には毎年にように出ていた年間300奪三振投手も、1960年代後半以降に達成したのは江夏と鈴木だけです。その突出度は評価されて然るべきでしょうね。
でも鈴木のワガママぶりは、ある意味「天皇」と呼ばれた金田以上だと感じるエピソードや記録もあり、個人的にはあまり好きにはなれません。
だいたい、著書のタイトルからして「男の人生にリリーフはない」ですから。言いたい事は分かりますが、リリーフ投手にとっては屈辱的で、もうちょっと配慮なり空気を読むなりできなかったのかと。まあそれが出来ないから監督で失敗したのだろうとは思いますが。
最近の鈴木啓示の言葉。
アナ「背番号1と言えば、王貞治さん、監督時代の吉田義男さん、球界に名を残す人がつけてきました」
鈴木「そうですね、でも、私の家にある背番号1の上にはスズキって書いてあるんですよ」