今季初めにクリーブランド・インディアンス=CLEは底を打ったと書いたが、今季は8月までペナントレースに参加していた。確かに上昇傾向に転じた感がある。しかし、打線の軸はまだ定まっていない。
前年と今年の成績の対比。各STATSのアリーグ14球団での順位、各数値の昨対を入れた。

CLE-2011-Bat


グレイディ・サイズモアはもうダメなのだろうか。全米クラスの人気があり、攻守のバランスの取れた名選手なのだが、肘、ひざの故障が長引いている。今季は開幕に出遅れた上に、毎月のように欠場して71試合にとどまった。終盤は試合に出ていたが、活躍はできなかった。2006年に結んだ6年2345万ドルの契約は今年で切れるが、チームは2012年のオプションを行使するだろうか?

サイズモアに代わってチームリーダーとなり、イチローを抜いて「アジア最高の打者」問われるようになった秋信守も、不振と左わき腹故障に泣いた。秋は5月2日、飲酒運転で捕まって「韓国に帰ったら終わりだ」としゃべるなど醜態も見せており、精神的なショックも重なったようだ。ただ、彼は来期活躍しそうな感じがする。
こうした外野陣の不備を補うべく、フラッグシップディールでシカゴ・カブス=CHCから福留孝介がやってきた。数字的には見るべきものはないが、良い働きをしたと思う。来季の契約ができるかどうかは微妙。今春にはNPB復帰を語っていた福留だが、残留の意向も見せている。

シーズン前、大きな期待を寄せられた大型捕手、カルロス・サンタナ。粗い打撃だったがまずまずの数字を残した。打撃を活かすために一塁手でも使ったが、やはり捕手でいくようだ。
サンタナとともに主軸に躍り出たのがアズドルバル・カブレラ。これまで通算18本塁打だったのが、今季は25本。遊撃手としても進歩している。

秋、サンタナ、カブレラという強力なセンターラインがフル稼働できれば、来期のCLEは面白いのではないだろうか。