まだ1位タイの601セーブだが、単独1位になることは確実だ。これでニューヨーク・ヤンキース=NYYのマリアノ・リベラは、質的にも量的にも、MLB史上最高のクローザーになった。
まず、量的な面から見てみよう。MLBのセーブ10傑


リベラと、一昨年限りで引退したトレヴァー・ホフマンが群を抜いている。現役では36歳のシンシナティ・レッズ=CINのフランシス・コルデロがこれに次ぐが、リベラ、ホフマンのレベルに至るには少なくとも6年はかかる。
ホフマンとリベラは、MLBクローザーの頂点を分ける二人と言える。ほぼ同時期に活躍した二人だが、セーブ機会での成功率は極めて高い


二人ともに7回セーブ機会があれば、6回は成功している。NYY一本のリベラに対し、ホフマンはサンディエゴ・パドレス=SD時代が16年と長かった。リーグは違うが、トップクローザーとしてライバル意識はあったのではないか。
誤解を恐れずに言うが、1年2年クローザーとして活躍するのは、それほど難しくない。若くて、馬力があって、球速があれば20セーブ位は可能だ。また、クローザーは失点しても追いつかれさえしなければいいのだから、ERAも良くなくてもよい。ためしに今季のMLBセーブ10傑を並べてみる。SV%はセーブ機会での成功率。CSVは、通算セーブ数。

ERA4点台でもWHIP1.2以上でも20セーブをあげている選手がいる。また、クローザーとしての年数が浅い投手も多い。玉石混交なのだ。間もなく41歳になるリベラだが、この顔触れの中でも今もトップクラスの成績であることが分かる。
マリアノ・リベラの真価は、セーブの数ではなく、セーブの「質」なのだ。リベラは失点して辛うじてセーブポイントを稼いだようなケースが極めて少ない。多くの試合では、相手打者を完全に抑えきっている。その点では、トレヴァー・ホフマンも全く及ばない。
リベラ、ホフマンのセーブポイントを獲得した試合だけの投手成績を見てみよう。

同じ601セーブだが、リベラとホフマンではここまで内容が違う。ホフマンが速球とチェンジアップの緩急の妙で、打たれても破たんを最低限に抑える投球だったのに対し、リベラは150km/hのカッター一本で打者を圧倒したのだ。601のセーブの間に打たれた本塁打はわずか9本。空前の内容のセーブを積み重ねてきたのだ。
質を考えるならば、マリアノ・リベラは史上最強のクローザー。本塁打のベーブ・ルースや、安打のタイ・カッブ、勝利数のサイ・ヤングなどに匹敵する選手だと言えよう。
1948年にセーブという概念が考えられてから63年。我々は、その頂点にいる投手を目の当たりにしているのだ。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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リベラと、一昨年限りで引退したトレヴァー・ホフマンが群を抜いている。現役では36歳のシンシナティ・レッズ=CINのフランシス・コルデロがこれに次ぐが、リベラ、ホフマンのレベルに至るには少なくとも6年はかかる。
ホフマンとリベラは、MLBクローザーの頂点を分ける二人と言える。ほぼ同時期に活躍した二人だが、セーブ機会での成功率は極めて高い
二人ともに7回セーブ機会があれば、6回は成功している。NYY一本のリベラに対し、ホフマンはサンディエゴ・パドレス=SD時代が16年と長かった。リーグは違うが、トップクローザーとしてライバル意識はあったのではないか。
誤解を恐れずに言うが、1年2年クローザーとして活躍するのは、それほど難しくない。若くて、馬力があって、球速があれば20セーブ位は可能だ。また、クローザーは失点しても追いつかれさえしなければいいのだから、ERAも良くなくてもよい。ためしに今季のMLBセーブ10傑を並べてみる。SV%はセーブ機会での成功率。CSVは、通算セーブ数。

ERA4点台でもWHIP1.2以上でも20セーブをあげている選手がいる。また、クローザーとしての年数が浅い投手も多い。玉石混交なのだ。間もなく41歳になるリベラだが、この顔触れの中でも今もトップクラスの成績であることが分かる。
マリアノ・リベラの真価は、セーブの数ではなく、セーブの「質」なのだ。リベラは失点して辛うじてセーブポイントを稼いだようなケースが極めて少ない。多くの試合では、相手打者を完全に抑えきっている。その点では、トレヴァー・ホフマンも全く及ばない。
リベラ、ホフマンのセーブポイントを獲得した試合だけの投手成績を見てみよう。

同じ601セーブだが、リベラとホフマンではここまで内容が違う。ホフマンが速球とチェンジアップの緩急の妙で、打たれても破たんを最低限に抑える投球だったのに対し、リベラは150km/hのカッター一本で打者を圧倒したのだ。601のセーブの間に打たれた本塁打はわずか9本。空前の内容のセーブを積み重ねてきたのだ。
質を考えるならば、マリアノ・リベラは史上最強のクローザー。本塁打のベーブ・ルースや、安打のタイ・カッブ、勝利数のサイ・ヤングなどに匹敵する選手だと言えよう。
1948年にセーブという概念が考えられてから63年。我々は、その頂点にいる投手を目の当たりにしているのだ。
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