昨日、黒田博樹が14人目の「30球団全勝利」投手になり損ねた。投手の実力を表す記録とは言い難いが、面白いので調べてみた。
当然、30球団にエクスパンションしてからの投手でないとこの記録は達成できない。インターリーグがあるから、アナ両リーグの球団と対戦するが、最低1度は移籍しないと30球団から白星を挙げることはできない。

これまでの13人と、黒田の成績。勝敗とERA。グレー地はその投手が在籍したことのあるチーム。

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先発の大投手がならんでいるが、そうでない投手も散見される。運も必要なのだ。

ケヴィン・ブラウンはテキサス時代に21勝で最多勝をとった右腕。同時期に同姓同名の選手が2人いるので紛らわしい。

アル・ライターは左腕の先発。メッツのスターターの印象が強い。

テリー・マルホランドは大した投手ではなかったが、11球団を渡り歩いた。先発救援を掛け持ちするスイングマン。左投げ右打ちだった。7球団からは1勝しか挙げていない。

カート・シリングはフィリーズ、ダイアモンドバックス、レッドソックスでエース。2004年ポストシーズンの血染めのソックスは記憶に新しい。

ランディ・ジョンソンは、ビッグユニットと言われた偉大な左腕スターター。アグレッシブな投球で魅了した。

ジェイミー・モイヤーは対照的に技巧派の左腕。イチローがシアトルに入団した時のエース。45歳を過ぎて二けた勝利。50歳のシーズンに2勝した。

ウッディ・ウィリアムスは救援投手から先発に転校。パドレス時代に活躍した。

ハビア・バスケスはエキスポス、ホワイトソックスで活躍。2011年13勝を挙げたが、その後故郷のプエルトリコに帰った。

ヴィセンテ・パディーヤはフィリーズ、レンジャーズ、ドジャースで活躍。技巧派の印象がある。昨年はソフトバンクで投げた。巨人とヤクルトから1勝ずつ。

デレク・ロウはボストンのクローザーの印象が強いが、ドジャース、ブレーブスでは先発として活躍。昨年まで投げた。

バリー・ジトはアスレチックスの技巧派大エース。23勝のシーズンもある。その後ジャイアンツ。2球団所属で全球団勝利を挙げた。

AJバーネットは現役。マーリンズ、ブルージェイズを経てヤンキース。2011年は調子を落としたが、パイレーツで復活。今年はフィリーズ。

ダン・ハレンは今年からドジャース。5球団を渡り歩きながら4球団で二けた勝利。制球の良い右腕だ。

そして黒田。7年、75勝はこの顔ぶれの中で最小。所属球団2もジトと並ぶ最小。効率よく各球団から白星を挙げてきた。
苦手が少なく、ローテに穴をあけることも少ないからだ。タイガースとの対戦は8/26-28に3連戦が予定されている。今シーズンに達成する可能性はあろう。

黒田はNPB時代、広島とオリックスを除く10球団から勝利を挙げている。
「たられば」で恐縮だが、広島以外の球団でNPBに復帰すれば日米42球団から勝利と言う記録の可能性もある。


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