少し毛色が変わった野球雑誌だ。「野球文化」の広がりを表しているようだ。
編集、発行人の林さやかさんにはお世話になっている。
「野球小僧」などの編集をしてこられたが、編集者、ライターとともに「東京野球ブックフェア」を開催。
そこに私が関西からやってきて、いろいろな人と知り合いになった。
で、林さんは神保町に「屋上」という不思議なスペースを開設。古書肆「Biblio」の小野さんとともにここで「昭和20年代野球倶楽部」という会を始めた(そういうことですよね)。
毎月1回のこの会合にも私は顔を出すようになった。本や雑誌の仕事は、東京にしかないからこの会合の前後にアポイントをくっつけて、“元をとろう”としている次第。
この会合が楽しいのだ。野球史の専門家やライター、記録屋、編集者などなど集まって、わいわいやる。池井優、向井万亀男のご両所も来られる。「天下一品」のラーメンみたいなコクになってきた。
「屋上野球」は、この会のメンバーなど、野球文化に関わる書き手が書いている。
1号の特集は「野球を失った野球小説」 高橋源一郎氏にインタビューしている。


2号の特集は「野球とおしゃれのカンケイ」小特集は「野球と原発」


特集を見ても「男の子系」の雑誌とは違うことが分かる。
野球系ジャーナリズムが「文科系」にはみ出した、というよりは文藝関係の人々が、野球を語り始めた、と言う方が良いかもしれない。
改めて2冊通読してみたが、丁寧な作りで面白い。知り合いがたくさん書いている。年若い友、栗栖章君も「野球と原発」という大きなテーマで奮闘している。
同人誌風の体裁だが、プロが作っている本だと言うことが分かる。
もちろん、定期刊行物ではなくゆっくりしたペースで作ってはいるが、切れる包丁の使い手が作った「まかないの味」とでもいうべきか。
変な惹句だが、この冊子持っていると値打ちが出そうな気がする。「野球文化」メディアの嚆矢と言っても良いかもしれない。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。 秋山登、62年全投球記録。
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好評発売中。アマゾンでも!



『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。


広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。


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