ランキングとすれば48位に過ぎないが、2810という数字は、イチローにとっても小さなものではなかったようだ。
「(通算安打の上位に)ほかに誰がいるのか詳しく知らないですが、名前が出てくるのは、ストーリーがあるのはシスラーしかいない」
シスラーとイチローはいろいろ因縁がある。
まずシスラーが死んだ年に、イチローが生まれている(約7か月後だが)。
身長と体重が全く同じ、180cm77kg。
最初の首位打者、最多安打はともに27歳。

2人の記録を年齢を軸に並べてみる。なおシスラーの安打はMLB公式では2810安打だがBeseball Referenceでは2812安打。1910年代の安打数が違う。

Sisler Ichiro


MLBは1920年に飛ぶボールになり、ベーブ・ルースが本塁打を量産し始めて新しい時代に入る。
シスラーはタイ・カッブなどとともに古いタイプの選手だった。盗塁王を4度取ったが、100打点を4度も記録するなど主軸打者だった。
1923年に鼻の病気で1年休場しているが、これが無ければ楽々3000本に達していただろう。
1930年まだ3割を打っているのに引退し、翌年からはマイナーリーグに出場した。

80年後のイチローは、NPB時代はリーグ屈指のスラッガーでもあったが、MLBでは軽量のリードオフマン。
殆ど怪我、故障が無く休まないという野球選手としては最高の美質で安打を量産してきた。
シスラーが2055試合で2810安打したのに対し、イチローは2161試合で2810安打。
1試合当たりシスラーが1.37安打、イチローは1.30安打。

あと17本でチャーリー・ゲーリンジャー、32本でイヴァン・ロドリゲス、36本でブルックス・ロビンソン、61本でベーブ・ルースを抜く。
イチローはどこまで記録を伸ばすのだろうか。


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