セパ両リーグは来季から交流戦を24試合から18試合にすることで合意した。
理由は、日程調整である。
梅雨時に2勤2休というスカスカの日程を組むことで試合をしない日が増える。セには屋根付き球場を持っていない球団が4つもあるから、その後の日程にしわ寄せがくる。
NPBでは今年から11月1日以降に侍ジャパンの試合予定を組んでいるが、試合中止が続くとその日程に影響が出てくる可能性があるというのだ。

もっともらしい理由ではあるが、単なる口実だと思う。
セリーグは本音で言えばドル箱(だといまだに思っている)の巨人戦、阪神戦をパリーグにやりたくない、その上過去10年で9年も負けているから、交流戦を減らしたいと思っているのではないか。後ろ向きの考えのように思う。

確かに今の2勤2休と言う交流戦の日程は良くない。
しかしそれはリーグの日程調整が難しいとか、選手のコンディション維持に影響が出るとか言う理由ではない。

プロ野球が開幕して2か月、佳境にいたろうかと言う時期に、毎週2~4日も試合がないというのは興行的に大きなマイナスだと思うからだ。
しかし、それは交流戦を減らさなくとも改善できる。
単純には、今のように6試合が横並びで同日開催するのをやめて、3試合ずつ互い違いに試合を組めばいい。
さらに、もっと細かく日程調整することで、ファンは毎日プロ野球の試合を見ることができる。

交流戦だけでなく通常の日程も、散髪屋みたいに月曜を休みにする必要はない。
昔のマンデー・パリーグのように、月曜も試合を組めばよいのだ。

MLBは4月に開幕して9月末に終了するレギュラーシーズンで、試合が組まれていないのはオールスターブレークの期間だけだ。あとは月曜だろうが金曜だろうが、必ず試合がある。
そういう形でファンの「時間」を獲得しようとしているのだ。

日程調整だって毎週とっている休み、移動日をつぶすか、ダブルヘッダーをすればいいのだ。昔はそうしていたのだ。

それよりも「売ること」「一人でも多くのお客さんを獲得すること」を考えるべきだ。

今回の交流戦見直しによって

交流戦4試合総当たり24試合+リーグ戦24試合総当たり120試合=144試合
の日程は
交流戦3試合総当たり18試合+リーグ戦25試合総当たり125試合=143試合
になった。

1試合とはいえ減ったのだ。
少しでも市場を広げ、観客動員を増やすためには、試合数を増やすのが最も確実な方法だが、NPBは自己都合で減らしたのだ。今どきの営利団体ではない。

店に例えるなら、商品管理が難しいという理由で品数を減らし、営業日も削減するようなものだ。
今どきこんな感覚で商売をしているのは、役所かNPBだけだ。

NPBは未だに「黙っていても客は来る」と思っているのか、それとも「何かしても客は増えない」と思っているのか。

交流戦の削減は一見もっともらしいが、後ろ向きの施策であるのは間違いない。怠け者の発想だ。

どうしてもそうする必要があるのなら、それに加えて観客動員につながる新しい施策を打ちだすべきである。
人々に期待感を抱かせるような施策を抱き合わせで打ちだすべきだ。

自分たちの都合ばかり考えずに、お客や市場のことを考えるべきだ。
それがビジネス感覚と言うものだ。

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