昨日の黒田は配球を変えてきた。シーズン終盤に差し掛かる辺りでこういうことができるのだ。タンパベイの各打者は、変化球に翻弄された。
7月1日以来のタンパベイとの対戦。

Kuroda20140817


1回裏、145km/h前後のシンカー(2シーム)が、黒田のお決まりの入り球だった。たまにスプリッターから入ることはあったが、私の知る限りスライダーから入ったのは初めてだ。
ジェニングスは戸惑ったかスライダーを3球三振。
しかしゾブリストはこれも、ほとんど見たことがないカッター(シンカーとは反対の曲りの速球系)を打って中前打。ジョイスの安打でゾブリストは三進。
ロンゴリアが二ゴロを打ってゾブリストが帰ってきた。
初回の失点は5試合連続。

しかしここから黒田はタンパベイ打線を全く寄せ付けない。17人連続で凡打に取るのだ。

これまでの黒田はシンカー、4シーム、スプリッターの組み合わせで投げてきた。スライダーは緩急をつける程度。決め球はスプリッターだったが、カーブやスライダーを多く混ぜることで、打者の読みをはずすことに成功した。

スライダーはキレが良かった。そして低めにコマンドされていた。ゾブリスト、ジョイスらうるさい打者をうまく抑えた。
スプリッターは決め球ではなく、打者の目を逸らせるために使っていた。

驚いたのは、5回を過ぎてから速球系の球速が上がったことだ。調子の良いときの黒田にはよく見られることだが、8月になってここまで体調が良いのは久しぶりだ。
昨年のこの時期は、めろめろだった。

5回、味方がガードナー、エルズベリーのタイムリーで3点を取って逆転してくれる。

7回1死、ロンゴリアが安打を打ったことで流れが変わった感があり、二死後、MLBでまだ安打がないベルノームを歩かせたところで降板。97球。

チームはローテを1回飛ばして、黒田を中8日で投げさせようとしたが、本人がそれを断り、中6日で投げた。それでも休養は十分と言うことだろう。

ここへきて、味わい深い投球をした。10勝が見えてきた。


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