引き続きベスト8時点での投手の投球数について見ていこう。
球数順のランキング。NP/IPは1回当たりの投球数、NP/BFは打者一人あたりの投球数。NP9は1完投当たりの投球数。グレー地は敗退した学校。

koko-Np


最も多く投げているのは三重の今井重太朗。もし今井がこのまま決勝戦まで一人で投げれば882球投げることになる。
甲子園での最多投球数は斎藤佑樹の948球だからそれよりも少ないが、田中将大の742球よりはかなり多い。

NP/IPは15以下が望ましいとされる。その範囲内に収まっている投手はあまりいない。
対照的にNP/BFは4以下が望ましいとされる。ほとんどの投手がこの数字以内に収まっている。
1人あたりの球数は多くないのに、1回当たりの球数が多い。これは安打や四球が多いことを意味している。
無駄球を投げないこと、そして歩かせないことが、長い回を健康的に投げるためには必要だ。

中で敦賀気比の平沼翔太はNP/IPが12.91、八戸光星の中川優は11.89。二人は投球内容も素晴らしいが、効率面でも非常に優秀だ。
中川優は2回戦の坂出商戦を9回99球。2失点したが試合時間は105分。ちぎっては投げの快投。
平沼は1回戦の富山商戦を9回116球、春日部共栄は9回100球。どちらもワンサイドゲームとはいえ、見事な投球だった。二人ともまだ余力が十分に残っているはずだ。
今日の第2試合はこの二人が対戦する。

投球数と言う視点で高校球児を見れば、新たな評価ができるようになると思う。


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