単純に成績だけを見れば、大した穴ではないように思える。しかし、おそらくそうではない。
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プホルズのつなぎとめに失敗するケースは十分に織り込み済みだったはず。チームはカルロス・ベルトランを獲得。昨年はランス・バークマンがプホルズに迫る成績を残しており、故障はしたがホリデーも健在だから、役者が入れ替わっただけに見えるかもしれないが、実際はそんなに簡単ではないはずだ。

故障があってほぼ1割の試合に出場できなかったプホルズ。不本意なシーズンを過ごしてなお、このSTATSだったのだ。リーグで最も危険な打者という威圧感が、投手を委縮させ、他の打者により多くの機会を与えていたのだ。

ベルトランは基本的には中距離打者だが、2006年は40本塁打を記録。100打点以上7回という強打者だが、ひざに故障があり2009年以降は試合数が減少していた。昨年は2球団合わせて142試合に出て3割を記録したが、往時の威圧感は減少しているだろう。

今季の中心打者には故障がいえたマット・ホリデー、そしてスイッチヒッターでカムバック賞を受賞したバークマンだろう。

今季は、中心打者の迫力ではなく、出塁率の高い打線のつながりで勝つ形になるのではないか。捕手のヤディヤ・モリ―ナが3割を打ち、伸び盛りのフリース、ジョン・ジェイも高打率を記録している。

守備面では右翼から一塁に回るバークマンにやや不安が残るが、正二塁手になるデスカルソは守備に定評がある。

富士山のような裾野を描く打線から、突出した峯はないがなだらかにピークが続く打線へ、この以降がいかにスムーズにできるかがポイントだろう。
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