日米通算に対する考えは、これまでも何度か披歴してきました。こちらもご覧ください。
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イチロー、日米通算3500本安打は記録か?
記録は、私にとっては大切にしたい分野です。
日米通算の弊をいろいろと述べてきましたが、結局、記録は「厳密さ」がなければ価値を失うという考えが基本にあります。
MLBでは、これまでの記録に対する議論が何度も起こってきました。
有名な例としては、ロジャー・マリスがベーブ・ルースのシーズン本塁打記録に迫った1961年。ルースの時代は154試合制であり、162試合制のマリスの記録は同列に扱えないのではないか、という議論が巻き起こり、コミッショナーはマリスが154試合以内にルースを抜かない限り、「両記録を併記し、マリスは参考記録にする」という裁断を下します(今では、この裁断は取り消されていますが)。
アメリカ野球学会は、埋もれた19世紀の野球記録を発掘するとともに、差別され、無視されてきたニグロリーグの記録も発掘しています。消滅した第3のMLBリーグ、フェデラル・リーグの記録もしっかり記録に含めています。
しかしながら、19世紀の記録やフェデラル・リーグはMLBの通算記録に加えていますが、ニグロリーグは加算していません。そこには「歴史を共有しなかったリーグの記録は加算しない」という原則が働いています。実力的にはニグロリーグはMLBに伯仲したと言われますが、歴史も、リーグの運営もMLBとは別個でした。これを一緒くたにしない厳密さがあります。


イチロー、日米通算3500本安打は記録か?
記録は、私にとっては大切にしたい分野です。
日米通算の弊をいろいろと述べてきましたが、結局、記録は「厳密さ」がなければ価値を失うという考えが基本にあります。
MLBでは、これまでの記録に対する議論が何度も起こってきました。
有名な例としては、ロジャー・マリスがベーブ・ルースのシーズン本塁打記録に迫った1961年。ルースの時代は154試合制であり、162試合制のマリスの記録は同列に扱えないのではないか、という議論が巻き起こり、コミッショナーはマリスが154試合以内にルースを抜かない限り、「両記録を併記し、マリスは参考記録にする」という裁断を下します(今では、この裁断は取り消されていますが)。
アメリカ野球学会は、埋もれた19世紀の野球記録を発掘するとともに、差別され、無視されてきたニグロリーグの記録も発掘しています。消滅した第3のMLBリーグ、フェデラル・リーグの記録もしっかり記録に含めています。
しかしながら、19世紀の記録やフェデラル・リーグはMLBの通算記録に加えていますが、ニグロリーグは加算していません。そこには「歴史を共有しなかったリーグの記録は加算しない」という原則が働いています。実力的にはニグロリーグはMLBに伯仲したと言われますが、歴史も、リーグの運営もMLBとは別個でした。これを一緒くたにしない厳密さがあります。
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