DeNAは、9月上旬に金城龍彦に引退勧告をしていた。金城は、移籍を前提にFA宣言をすることとなった。

DeNAになって、本当は何もしたくないTBS時代とは打って変わって積極経営になったとは思う。
球団も、選手も雰囲気が変わった。そして明るくなった。

しかし社会経験の浅いIT系の性かも知れないが「どこか足りないのではないか」と思うようなマネージメントを行うことがしばしばある。

一昨年は『全額返金!?アツいぜ!チケット』というキャンペーンを行った。要するに入場券を返金可能にしたのだ。
結構多くの観客が返金を求めた。中畑監督が強く抗議して、一度きりの企画となった。
こういう企画は、うまくいかなければお客のモラル・ハザードを生みかねない。

昨年は、FA移籍した久保康友の人的補償で、正捕手の鶴岡一成を阪神に譲り渡した。
今季のDeNAは、黒羽根利規の成長はあったが、それは結果論であり、編成上支障をきたすこととなった。

キャリアSTATS

Kinjo2014


出場機会こそ減り、打率も下がったが、金城はまだ“使える”選手だ。
試合が行き詰まったときに、それを打開する安打を打つことができる。今季の代打成績は39打数10安打5四球5打点。十分な戦力だ。外野手としても堅実な守りができる。
しかも金城は、あの優勝の年のドラフトで指名された生え抜きでもある。
ファンも多く、信頼の厚い選手だ。
背番号「1」は伊達に付けているわけではない。

10月も終わりになって高田GMは、金城を慰留したようだ。また中畑清監督も慰留しているようだが、こういう話は一度こじれると元には戻らない。

DeNAはこういう形で戦う前からほころびを作ることが多い。若手が伸びてきて、戦力は整いつつあるが、今、強化が必要なのはフロントなのかもしれない。「大人頭」が必要だろう。

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