野球にあまり関係のない内容で恐縮だ。とりあえず今回はこれでおしまいにする。お付き合いいただきたい。
当サイトのコメント欄には凄まじい書き込みが大量に送られてくることがある。
昨年のこの時期まで、土日になると50、100本とえげつない書き込みが送られてきた。すべて保存している。1本だけ紹介する。

児童ポルノ:女子高生撮影の無職男性を略式起訴 罰金40万円命令 奈良
女子高生の裸の上半身を撮影したとして児童ポルノ処罰法違反容疑(単純製造)で逮捕された無職、広尾晃(本名 朴晃一)容疑者(55)について、奈良地検は9日、同罪で略式起訴した。奈良簡裁は同日、罰金40万円の略式命令を出し、広尾被告は即日納付した。
 命令などによると、広尾被告は5月4日ごろ、県内で女子高生(当時16歳)の上半身を裸にさせ、スマートフォンで数枚撮影した。


投稿者は私が尊敬する新聞記者の名前になっていた。実際には住所まで書かれていたが、これは掲載しない。

朴晃一というのは、2012年夏、私がlivedoorで「なでしこジャパン」の記事を書いて炎上させたときから付けられた朝鮮人の名前である。私は通名を名乗っていることになった。検索すれば、この名前で様々な情報が出てくる。顔写真も出てくる。
私だけでなく私の妻や娘が売春をしているとか、離婚訴訟が起きているとか手を変え品を変え、おびただしい量のコメントを送付してきた。
週末になると、気持ちが本当に重くなった。非表示にするときには手が震えた。

私は知り合いの弁護士に相談をして、IPアドレスをもとに送信者の特定をすることにした。裁判所への請求をする旨、当サイトのコメント欄で通知したところ、その男から話し合いたい旨連絡があって携帯番号を伝えてきたので、電話で話した。
東海地方の自治体に勤務する40代半ばの男だった。土日に集中的にコメントがあったのはそのためだった。彼は電話口で許しを請うて泣き出した。しかし最後まで名前は明かさなかった。

「そういうことはしないでほしい」と弁護士に叱られたが、その件はそれで決着した。
その男はその後、携帯電話を変えたようで音信不通になった。逃げたのである。

しかしそれ以後、さらにえげつないコメントが大量に送られるようになった。別の人物がいたのである(弁護士は同一人物の可能性もあると言ったが)。彼は呼びかけに応じないので、IPアドレスから人物を特定し、訴訟の準備をしている。
すでに数十万の金がかかっている。弁護士は300万円はかかると言った。
訴訟をして勝てば(勝つ可能性は非常に高いと言われている)、その費用は相手が払うことになるが、相手に支払い能力が無ければ、破産させたうえで残りは私が支払わなければならない。

こうしたやり取りを日常的にやる中で、私が痛感したのは、こうしたコメントは言論ではなく、言葉のテロリズムだと言うことだ。
彼ら自身は、安全なところにいて、そこから在日の人々など気に入らない人間を攻撃する。
事実関係などどうでもよいのである。その人物を貶め、ダメージを与えることができれば何でもよいのだ。

今、野球選手名に「在日」という名前を付ければ、おびただしい数の記事やブログが上がってくる。中には在日でない選手も交じっている。生意気なことを言う選手、気に入らない選手は、全部「在日」にして攻撃しているのだ。
そういう連中は「在日」がその人を侮辱する致命的な言葉だと思って使っているのだ。
従来とは異なる新しい「差別」「人権侵害」が起こっている。

前のコラムでも書いたとおり、NPBには在日朝鮮、韓国人が数多く在籍した。
彼らを抜きにして、NPBの歴史は語れない。最多本塁打、最多打点、最多安打、最多勝はすべて日本以外のルーツを持つ選手が保持しているのだ。
彼らは進学、居住、就職などで差別を受けていた。以前にも書いたが、京大卒で日雇いをしている在日の人もいた。
そんな中で、スポーツ界や芸能界は実力だけで評価される。だから多くが進出したのだ。
続く


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広尾晃、3冊目の本が出ました。