NPBの屋台骨が揺れた年。一方で今のNPBの主力となった選手を多数輩出した実り多き年。
逆指名は赤枠。通算安打=Hと通算勝利数=W セーブ=S、そしてH=1ポイント、W=10ポイント、S=5ポイントでチームごと、リーグごとのポイントをつけた。グレー地は入団拒否。えんじ色は移籍。移籍後の記録は加算していない。ただし元のチームに復帰した時はその数字も加算。要するにドラフトで獲得した選手が、直接的にどれだけ貢献したかを数値化。

2004


球界再編の年。翌年の体制が決まったのは、ドラフトが行われた11月17日の3週間前の10月26日だった。
また楽天の参入が決定したのは11月2日。
11月8日には楽天への分配ドラフトが行われた。

ダイエーはドラフト会議に臨んだが、すでに「死に体」であり、ドラフト後の11月30日にソフトバンクへの身売りが決まる。

さらにこの年の8月、明治大学の一場靖弘に対して野球憲章に違反する金品を供与したとして巨人の幹部4人、渡邊恒雄オーナーが辞任。さらに横浜の砂原オーナー、阪神の久万オーナーが辞任した。

巨人は野間口貴彦に疑惑の金を送っていたことが後に発覚。しかし野間口を含め逆指名の二人は期待を裏切った。亀井義行(現善行)がしぶとく活躍。開幕投手まで務めた東野はオリックスを戦力外となりDeNAに拾われた。星孝典は西武で25安打

中日は逆指名の樋口が一軍出場なし。ただ中田賢一、河合進、鈴木義広、石井裕也と投手陣が活躍。石井裕也は日ハムで12勝5セーブ。中村一生はオリックスで34安打

阪神はエースの能見。赤松真人は広島で380安打。

ヤクルトは堅実な内野手田中浩康、中継ぎの松岡健一。

横浜は逆指名の2人は期待を裏切ったが、名手藤田一也、そして最近打撃スタイルが変わった石川雄洋が出た。東大出の松家卓弘は、勝利を挙げることなし。控え捕手の齋藤俊雄はオリックスで43安打。

ダイエー最後のドラフトは、補助戦力の獲得にとどまった。

この年から札幌を本拠とした日本ハムはダルビッシュが入団した年として記憶される。クローザーとして活躍したマイケルも入団。

西武は投打の主力、涌井、片岡が入団。いずれも今は他球団。

オリックスは今やNPBのエースとなった金子が出た。

ロッテは阪神でも38勝6セーブを挙げた久保が出た。竹原はしぶとい打撃で生き残る。

楽天は件の一場を獲得。記念すべき初年度の最初の指名選手だったが、ついにエースと呼ばれることなく終わった。


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