本日からNPBのレビューを始める。データのまとめはNPBの方がはるかに手間がかかる。
ヤクルト野手陣から。
2013年と2014年の陣容の比較。安打を打った投手を含むすべての打者。文字のえんじ色は規定打席以上。
2013年のグレーは移籍した選手。2014年のえんじ色地は新加入。薄緑色はマイナーからの昇格。ブルーは新外国人。表外のRankは、リーグ6球団のランク。

Yakult-H


こうしてみると、NPBの球団の動きの鈍さがわかる。毎年ほとんど変わらない顔ぶれでペナントレースを戦っている。
宮本慎也、藤本敦士、水田圭介が引退、川島慶三がソフトバンクに移籍。それだけ。
昨年いた選手は、今年もいるのが当たり前。それがNPB。

しかしヤクルトは、昨年もいた選手が大ブレークした。
昨年は規定打席以上がバレンティン1人、それが5人に増えた上に、全員が3割をマークしたのだ。
畠山は.219から.310へ。山田は安打数をほぼ倍増させリーグ最多安打。川端も安打数倍増。
雄平に至っては、昨年は13試合しか出ていなかった。
この4人の「確変」によって、打率は急上昇。
バレンティンは故障で32試合欠場し、本塁打数を半減させた。

突如現れた強力打線は8月には台風の目的な存在になったが、いかんせん投手陣が崩壊したためにチームを押し上げるには至らなかった。

20代から30歳そこそこの働き盛りの選手が多いので、打撃は来季も期待できるだろうが、投手力が再建されない限り、無駄打ちが続くことだろう。



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