前田健太がMLB挑戦を断念したという。広島がポスティングでの移籍を容認しなかった。
デイリースポーツ

19日、前田健太は、広島市内の球団事務所で来季契約の下交渉に臨み、ポスティングシステムによる今オフのメジャー挑戦を認めない方針を球団から初めて伝えられ、本人も了承した。

金子千尋と言い前田健太と言い、今年のNPBは、エースを手放すことに難色を示すようになった。
一つはポスティングの入札費の上限が2000万ドルになったことが大きいだろう。この金額では育成コストに見合わない。

アベノミクスで大企業は好況であり、その傘の下にいる球団の懐も潤っているのだ。

さらに言えば、オリックス、広島ともに「来季の優勝」が指呼のうちにある。オーナーが「その気になっている」ことも大きいだろう。
ファンもそれを待ち望んでいるかもしれない。
マエケンのキャリアSTATS

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今季も立派な成績ではあるが、まだ26歳にして「下り坂」の印象がある。
2年連続で投球回数は200回を割った。ローテも2~3回ほど穴をあけている。

体調、スタミナ面では問題があるが、投球の質は相変わらず高い。被安打が少なく、四球も少ない。WHIPの高さがそれを物語る。被本塁打も増えていない。
球威、キレ、制球ともトップクラスなのだ。

このクラスの投手は、NPBでは年俸が賄えなくなる日が来るのは間違いない。MLBへの挑戦は必然だ。
来季、好成績を上げてチームを優勝に導き、大手を振ってMLBに渡ってほしい。



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