黒田博樹は、コロラド・ロッキーズ=COLは過去9試合投げて5敗と、苦手の部類だった。昨年はカルロス・ゴンザレスやセス・スミスに痛打されていた。




しかし、今の黒田には苦手意識は見られなかった。
立ち上がり、速球主体に投げた。球速はそれほど出ていなかったが、フォーシームは伸びており、1回に空振りを3度も奪った。コントロールも良かった。こういうコンディションのとき、投手は三振を奪いに行きたくなるようだ。

珍しいことにロサンゼルス・ドジャース=LADの打線は好調で、特に相方のロッド・バラハスの打棒が爆発、3回まで毎回の6点を黒田にプレゼントした(バラハスは負傷退場したが)。

黒田は、3回、投手ジェイソン・ハメルの代打ヘレーラに四球を与え、2死後ネルソンに初の被安打となる3塁内野安打を許す。さらにカルロス・ゴンザレスにライト前に運ばれ失点する。これまでのLADなら、これでもう黒田の黒星がほぼ確定したのだが、今回は、6点の余裕がある。

例によって黒田は4回から、三振を取る投球から打たせて取る投球にシフトし、球数を減らしつつ6回に。この回も四球を与え、トロウィツキに2塁打されて失点したが、7点の援護もあって、6回を投げ切って悠々とマウンドを降りた。

こういう試合ができていたら、LADは早々にシーズンを諦めることはなかっただろうと思えた。

二桁勝利が指呼の中になってきた。高いモチベーションを維持することで、チームでの信頼感は高まっていることだろう。

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