2009年MLBアマチュアドラフトいの1番のスティーブン・ストラスバーグは、スコット・ボラスを代理人として4年1510万ドルの破格の契約金でワシントン・ナショナルズ=WASに入団。翌2010年6月には早くもMLBにデビュー、100マイルオーバーのすさまじい速球で衝撃を与えた。ゆったりとしたフォームから、定規で引いたようなまっすぐな球がズバッとミットに収まっていた。

しかし、この年8月21日の登板を最後にDL入りし、トミー・ジョン手術を受けてマウンドから姿を消した。

復帰は2012年になると思われていたが、1年たたない8月7日に、WAS傘下Aクラスのハガーズタウンで復帰。




5日後にはA+ポトマックで投げ、17日は再びハガーズタウンで投げた。

17日は先頭打者を歩かせ、二塁打、安打、二塁打で3失点と大荒れだったが、以後3人を抑える。しかし次の回は三振を取った後、二塁打、四球、暴投とまさに独り相撲だった。49球。ただし球速は100マイル近くまで出ていた。「少しナーバスになっていた」と本人は語っていた。

ストラスバーグの大学時代からのSTATS。




サンディエゴ州立大学=SDSU時代のすさまじい成績。MLBに上がるまでのマイナーの成績も素晴らしい。特に奪三振がすごい。すべてのレベルでイニング数を大きく上回っている。また、被安打も極めて少ない。

この投手にとっては、敵は相手選手というより自分自身なのではないか。崩れるときは、17日の試合のように自分のミスから崩れていく。

気になるのは、17日の試合後のインタビューでも神経質そうに見えたこと。彼は、名前から見て、ユダヤ系ではないかと思う。知的な顔立ちだが、少し窮地に陥ると眉根に深いしわが入る。そして往々にして17日のようなピーキ―な投球になってしまう。この部分が克服できない限り、大成できないのではないか。

ストラスバーグ以上の球速(一説には105マイル)で話題となったシンシナティ・レッズ=CINのアロルディス・チャプマンは、今年6月にマイナー落ち、マイナーでも6/21を最後に投げていない。

並はずれた速球を投げることができるパワーは、投手自身の体にも衝撃となってかえってくる。二人の投球は爽快だが、MLBで偉大な成績を残すことができるかどうかは、やや疑問が残る。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓