ヒューストン・アストロズ=HOUは、7月末のフラッグシップディールと呼ばれるトレードで、ここ数年は主力選手として活躍が期待できる二人の若手野手、ハンター・ペンスとマイケル・ボーンを気前良く売り払ったことで、物笑いの種になっている。戦力的には、30球団でも最低ランクだ。ペナントレースを諦めたチームという点では、黒田博樹のロスアンゼルス・ドジャース=LADも同じだが、戦力差は大きい。黒田にとっては勝ち星を稼ぐチャンスだ。



この日の黒田はパワーピッチャーだった。106球のうち空振りが17。前回のフィラデルフィアフィリーズ線が105球で12、100球で9。HOUの打線が弱体とはいえ、黒田の調子の良さが端的に見てとれる数値だ。
球速は伸びなかったがシンカーのキレが良かった。また、コントロールはよくなかったがスプリッターが打者のタイミングを外すのに有効だった。
珍しいことに、早々に味方の援護もあって、黒田の投球には余裕があった。4回からは効率的な打たせて取る投球に切り替えたようで、久々の完投も視野に入ってきたが、まだ12試合しかメジャー経験のないドミニカ出身の三塁手、ジミー・パレイデスに11球も粘られたために7回で106球に達し、降板した。
ナリーグ西地区、3位LADと2位サンフランシスコ・ジャイアンツ=SFは、依然10ゲーム差。奇跡でもなければポストシーズンはおぼつかないが、一縷の望みに向かって黒田は投げるのだろう。MLBに来てから最も調子が良い。
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この日の黒田はパワーピッチャーだった。106球のうち空振りが17。前回のフィラデルフィアフィリーズ線が105球で12、100球で9。HOUの打線が弱体とはいえ、黒田の調子の良さが端的に見てとれる数値だ。
球速は伸びなかったがシンカーのキレが良かった。また、コントロールはよくなかったがスプリッターが打者のタイミングを外すのに有効だった。
珍しいことに、早々に味方の援護もあって、黒田の投球には余裕があった。4回からは効率的な打たせて取る投球に切り替えたようで、久々の完投も視野に入ってきたが、まだ12試合しかメジャー経験のないドミニカ出身の三塁手、ジミー・パレイデスに11球も粘られたために7回で106球に達し、降板した。
ナリーグ西地区、3位LADと2位サンフランシスコ・ジャイアンツ=SFは、依然10ゲーム差。奇跡でもなければポストシーズンはおぼつかないが、一縷の望みに向かって黒田は投げるのだろう。MLBに来てから最も調子が良い。
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