昨年、シアトル・マリナーズ=SEAで、投手より打てないのではないかと思わせたケーシー・コッチマンが、今年はタンパベイ・レイズ=TBで、首位打者をうかがう勢いである。SEAで腐った選手が他チームに移籍して元気になる例は、その前の年のエイドリアン・ベルトレなど散見されるが、ここまでの例は珍しい。

高校時代から注目され、もともと、アナハイム・エンゼルス=ANAにドラフト1順目で入ったエリートだ。同期にミネソタ・ツインズ=MINのジョー・マウアーがいるが、コッチマンも大学時代から安打製造機として知られていた。マイナーでは、高打率を叩き出して順調に出世したのだが、MLBに上がってからは大きな体のわりに長打力に乏しく、守備の良さだけがクローズアップされた。一塁手のプロパーで、守備が良いだけでは評価は低い。アトランタ・ブレーブス=ATL、ボストン・レッドソックス=BOSと流れていくうちに、次第に「守備固め」的な評価が固まっていた。SEAに入団した折も、パワー不足が指摘されていたが、2010年はそのキャリアでも最低の成績だった。
今年はFAとなってマイナー契約でTBに移籍した。年俸は公表されていないが、SEAでの351.7万ドルから大幅に下がったに違いない。
4月はレギュラーでさえなかったが、この月に.345をマークして調子に乗り、ダン・ジョンソンを蹴落としてレギュラーに。以後、今月まで毎月.300以上を記録。今月は.439。BOSの大物、エイドリアン・ゴンザレスに迫る勢いだ。本塁打も4本。一昨日はCC.サバシアを本塁打で打ち崩した。
いったい何がここまでコッチマンをブレークさせたのか、投手の左右別とか、ホーム、アウェイとか、得点圏とか、いろいろなデータを見たのだが、全部の数値が跳ね上がっている。
突如才能が開花した、ということか。日本人としてはイチローから何かを教わったと考えたいところだが、ひょっとすると「SEAを出たから」なのかもしれない。
いったい何があったのか、これからその秘密が解明されるのだろうか?
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高校時代から注目され、もともと、アナハイム・エンゼルス=ANAにドラフト1順目で入ったエリートだ。同期にミネソタ・ツインズ=MINのジョー・マウアーがいるが、コッチマンも大学時代から安打製造機として知られていた。マイナーでは、高打率を叩き出して順調に出世したのだが、MLBに上がってからは大きな体のわりに長打力に乏しく、守備の良さだけがクローズアップされた。一塁手のプロパーで、守備が良いだけでは評価は低い。アトランタ・ブレーブス=ATL、ボストン・レッドソックス=BOSと流れていくうちに、次第に「守備固め」的な評価が固まっていた。SEAに入団した折も、パワー不足が指摘されていたが、2010年はそのキャリアでも最低の成績だった。
今年はFAとなってマイナー契約でTBに移籍した。年俸は公表されていないが、SEAでの351.7万ドルから大幅に下がったに違いない。
4月はレギュラーでさえなかったが、この月に.345をマークして調子に乗り、ダン・ジョンソンを蹴落としてレギュラーに。以後、今月まで毎月.300以上を記録。今月は.439。BOSの大物、エイドリアン・ゴンザレスに迫る勢いだ。本塁打も4本。一昨日はCC.サバシアを本塁打で打ち崩した。
いったい何がここまでコッチマンをブレークさせたのか、投手の左右別とか、ホーム、アウェイとか、得点圏とか、いろいろなデータを見たのだが、全部の数値が跳ね上がっている。
突如才能が開花した、ということか。日本人としてはイチローから何かを教わったと考えたいところだが、ひょっとすると「SEAを出たから」なのかもしれない。
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